BRM429埼玉600kmアタック最上川レポート(後編)
午前1時過ぎに、4時にアラームセットして寝た。PC4のクローズは4:32なので準備も含めるとギリギリなのだが、実はこの次のPCは「通過チェック」なので、時間制限がなく、とにかくレシートだけもらえばよい。PC5までは180kmあるので、多少PC4を出るのが遅れても十分取り返せるようになっているのだ。コース的にもまとまった峠は1つだけ。こういう設定をすることにより、十分仮眠が取れるように配慮されているのだと気づいたとき、コース設計者の愛を感じた…(しつこい)実際、僕がホテルを出たのは5時過ぎだったが、eijitomさんとかはもっと後から出発して、途中で僕を抜いていった。
外はもう十分明るい。3時間寝られたのでマイクロスリープは多分大丈夫だろう。
着替えて出発。
ホテルの朝食が付いていたのだけど、時間の都合で食べられなかったら、なんと袋に入れて持たせてくれた。とはいえ、量が多かったのでバナナだけいただく。セレクトイン米沢さんありがとう、米沢では定宿にさせてもらいますわ。
後半唯一の峠、金山峠を登っているところでeijitomさんに抜かれた。
結構な斜度の山道。
歓迎された。
下った後で強烈に腹が減ってきたので、昨日の残りともらったバナナを食う。流石に朝飯を食っておくべきだったと後悔…
国道458号のへんな激坂を登らされていたら、片側パニアバッグに大量の荷物を積んでるzucchaプロに抜かされた。確か一眼レフカメラも持ってるはず…。この道は何かのブルベの時も通った記憶がある。そのときより道路工事が進んでいた。
登った分下り。ここでterraさんとgakさんだったかな?のいる列車に抜かれたような記憶。(何しろ書いているのが6月18日なので…) 食い物屋を探すが見つからない。腹がピンチ。
途中コンビニを発見し、飛び込む。本当は牛丼屋あたりでガッツリと腹を満たしたかったのだが、この先なにがあるかも分からないので。terraさんと、奥にいるのはkazさんだったっけ。
親子丼。腹が減っているのもあるだろうがことのほかうまかった。
そこからさらに25km程走って、通過チェックのファミリーマート。プロのパニアバッグ。
そして一眼レフ。
天気は悪くないし時間も余裕だししっかり睡眠取れてるし、で皆さん好調。
通過チェックを出てすぐ、大きな川が見えてきた。おお、これが今回のBRMの名称になっている最上川か。ここまでくるのに随分かかった。
川沿いに何回か橋を渡った。雪があったり桜が咲いてたり。地味にアップダウンが厳しい。
思いがけず眠気が来たので休憩。暖かくなるとやはり眠くなる。
川沿いの小さいアップダウンがだるい…
470kmあたりで道の駅を発見。ちょうどいい時間だったので昼飯へGO。同じように休憩している人もいた。
ここは何故か韓国テーマの道の駅のようだ。
腹が減っていたし、残りは厳しい登りがないと分かっているので、食う気満々。まず蒸し餃子7つ入り。
更に焼肉定食。うまい!
あとからやってきたスタッフ列車ご一行様も合流。
食後に芝生の感触を楽しむたけさんを尻目に、いそいそと出発。
最上川沿いを延々走り、途中からR345に入る。北上し始めると、風が向かい風風味に。
15時前に、PC5に到着。貯金は1時間半ほどだが、残り100km弱で大きな登りもないしまあ大丈夫だろう。
日本海に面してR7に合流。しかしまだ海は見えない。
地味にアップダウンを繰り返すR7の丘を登ると、海が見えた。駐車帯(というのがあちこちにあった)で自転車をとめて撮影。
アップダウン、入り組んだ地形が続く。
それにしても延々と国道を走らされていい加減飽きてくる。570kmあたり、残り36km地点で道の駅があったので入る。何人かと入れ違いだった。閉店ギリギリの食堂に入って月見蕎麦。うまい…
この写真だと明るく見えるけど
実際はもう日暮れ。
人気の無くなった道の駅を後にする。
出た直後、zucchaさんが後ろからやってきた。アキレス腱の調子が悪く列車から遅れているとのこと。暫く2台で走行していたが、しばらくしたら離れてしまった。
そこから先は一人旅でナイトランに突入。途中、後ろからvさんに追いつかれ(50km程寄り道して更に寝ていたとのこと、流石…)、暫く一緒に走っていたが途中で抜かれて再び一人旅。ひたすら細かいアップダウンの連続。海沿いの国道ってのはみんなこういうものらしい。R7から県道56号への分岐をミスコースしかけるが途中で気づき、無事ゴール地点のコンビニに到着。何もない所だったのでで、「秋田ってこんな田舎だっけか」と心配になる。
ゴールでは(確か)vさん、kazさん、zucchaさんと一緒になった。時刻は20時過ぎ、貯金は2時間程度あったが、翌日の200kmに備え睡眠、休養ともに十分取らなければならないので食事はコンビニで済まし、とっととホテルに戻る事で皆合意。がくさん、eijitomさんはnaderamanさんと合流して元気よくどこかで宴会?していたという噂…
ゴールのコンビニから6km程走ってホテルへ。流石に街中に入ったら秋田はそれなりの都会で安心した。ここも値段で検索すると一番上に出てくるホテルでランドヌールが沢山いた。部屋に自転車を入れさせてもらい一安心。パールシティ秋田大町さんありがとう。
初めてのホテル行きドロップバッグでちゃんと到着してるかどうか不安だったが、流石ヤマト運輸、ちゃんと到着していた。部屋着や宿泊道具、バッテリー充電器などが詰まっている。
600kmの間、Edge800に電力を供給し続けた10000mA/hのUSB外部バッテリーは残量半分を示していた。まだまだいけそう。
あまり時間はないのでiPhone、モバイルブースターを優先して充電。
この後、運良く空いていたコインランドリーで洗濯していると、宴会から戻ったがくさん、naderamanさんと遭遇。色々話をした。連続ブルベって大人の修学旅行、と誰かが言ってたけどまさにそんな感じ。kazさんも同じホテルだっけかな?すいません、時間が経ちすぎてよく覚えてない…
そんな感じで、東北1700km最初の600kmは予想に反して平和に終わったのであった。
(続く)