akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

BRM109静岡200kmレポート

今年一発目のブルベ、BRM109静岡200kmを無事完走。とにかく風が強かった。

袋井駅そばのホテルで前泊。


部屋は狭かった。駅前は居酒屋ばっかりだったのでコンビニ飯を食って、9時前にとっとと就寝。

翌朝は余裕を持って4時起き、買っておいた朝飯を食うが軽量化欲求がやってこない。あきらめて着替え、自転車を組み立ててスタート地点へ。

まだ6時過ぎで真っ暗。かろうじて東の空が白みかけている程度。

ブルベカードに記入。

受付で、去年の中部1000kmで帰りに一緒になったY田さんに再会。名前を言われて、あれっと思ったら。最初認識できず失礼しました。

まだ暗い中、6:30スタート組が出発していく。

待っている間、やはり去年の中部1000kmでスタッフをされていたmaruyoyoさん、またツイッターで色々情報を教えて頂いているhayavusaさんにお会いした。スタート後ホテルに帰って朝飯を食ってから追いかけるとのことで、さすが余裕だなあ、と思っていたら…

7:00スタート組が出発する頃には大分明るくなっていた。7:30になりいよいよスタート。

ちょっとした峠を越えて袋井駅に戻り、市街地を通り過ぎて小さな丘をいくつか越える。追い風基調なので、平地でも30km/h出て楽。

県道81号に入って30kmすぎ、倉真温泉のあたりから最初の峠の上りに入る。いきなり激坂だがその後は緩急つけながら登り。

茶畑が広がる斜面を見ながら走る。


ブリーフィングでは凍結しているかも、との事だったが、一カ所、峠直前に洗い越しのようになってるところが凍っていた他は大丈夫だった。

掛川市島田市の境の峠に到着したところで、シークレットポイントがあった。

五和まで快適に下り、大井川を渡って2つめの上りに入る。

いい感じの林道。今度は藤枝市との境がピーク。

下って空腹を感じたので補給食を腹に入れる。あと観光案内所でトイレを借用。


途中、国道1号に合流するところでミスコース。

安倍川を渡る橋から、富士山がきれいに見えた。

国道150号に合流すると、道の左側にいちご狩り園が軒を連ね、客引きの女性が一語の風船を回している。この人達を「いちご娘」というらしいが、年齢的には微妙…

この区間は豪快な追い風で、くるくるペダルを調子よく回しているといつのまにか45km/h以上出ていた。一方、反対方向から折り返してくる参加者はえらく大変そうだ。これは後でつけを払わされるぞ…と覚悟し、とにかく今は時間を稼ぐ。

PC1には12:30過ぎに到着。

5時間で117kmなので、平均23.4km/h。途中登りがあったにしてはなかなかのペースだ。クローズまでの貯金は3時間以上。しかし帰り道は激しい向かい風が予想されるので油断することなく早めに出発。

果たして、逆方向の国道150号は地獄の向かい風だった。フロントギアをインナーに落として、18km/h位でくるくる回す。海沿いを離れてからも向かい風は続き、町中ではむしろ突風のような風に煽られてハンドルを取られそうになり怖い思いをした。

用宗のあたりで午後の眠気にやられ、自販機で小休止。昼飯は蕎麦だけだったのだが…

そして大崩海岸の登り。ひーこら上っていたらオダックス埼玉の列車に抜かれた。下りの途中で富士山と海が見える絶景ポイントがあったので記念撮影。

最後の登りは静岡空港方向。向かい風+登りできつい。空港という割には全く人気も車もない。珍しく着陸する飛行機を目撃できたが、果たしてどれだけの人が使っているのだろうか。

PC2に到着。

あと23km位だが相変わらず向かい風で気は抜けない。日が沈みかけているのでライトを点けて出発。この区間は割と頑張って走った。例のオダックス埼玉列車で登りでもちぎられないように必死でついていった。(のだが、実はメカトラでスピードが出ていなかったそうだ)

18時過ぎにゴール。

タイムは10時間41分。やはり後半はほとんど貯金を稼げなかった。お汁粉をもらってブルベカードを提出し、挨拶して撤収。

帰りは、koganei3さんの車に同乗させてもらう事になっていたので、あまり遅くゴールしたら迷惑がかかるなあと思っていたのだが、今回は運良く同じくらいの時間にゴールできた。しかし帰りの東名で渋滞35kmにつかまり、帰宅したのは大分遅くなってしまった。

その後判明したのだが、maruyoyoさんとhayavusaさんはなんと朝飯と昼飯に寄り道しすぎて、PC2でタイムアウトになってしまったそうだ。しかも3分差で。帰りの向かい風によるタイムロスを読み切れていなかったそうだ。なんともはや。

今回は、新フライトデッキSC-7900をつけて初めてブルベを走ったのだが、前に書いたとおり心拍センサーをつけていないと、何の意味もないゼロ表示がでかでかと表示し続けられるだけで悔しいので、センサーをつけて走ってみた。そうすると、それなりに得られる知見もあった。だらけているとすぐに心拍が120とかになってしまうのですぐに分かる。逆に170を大きく超え始めると長続きしないので抑えるようにする。ヒルクライムで160〜170、それ以外だと150位が適正負荷のような気がする。後からPCに吸い出してみると、向かい風だった後半の方がダレて全体的に心拍が低めのようだ。それでも今回は登りも平地もそんなに違わない心拍を維持できていた。やはりリアルタイムで見ながらだとフィードバックが働くのだろうか?

また、帰りの平地で眠くなってしまった時は、前にゆっくり走る人がいて抜かないまま付いていったのだが、心拍数が130台まで落ちてしまっていた。胃に食べ物が入った後というのもあったと思うが、どうも心拍数が140を下ると眠くなるのではないかという仮説を立て、その後は平地でも140以下にならないように負荷をかけて走ったら眠くなることはなかった。まあ、これが本当かどうかは分からないが、計測された情報があればこうやって色々試行錯誤できるので、まあ有用なのかなと思った。次回以降もセンサーをつけて走ってみることにしよう。しかしどうもシマノのサイコン周辺機器は不安定で、汗で伝導が良くなった後でもいきなり表示がゼロになったりすごい心拍数を表示したりしてどうも信用ならない。