akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

BRM808宇都宮300kmレポート(3)

(前回からのつづき)

次の区間は0mから750mあたりまでひたすら登り。登りに入る前にコンビニでさっき出来なかった補給を行う。汗をかいた後の下りで体は冷えており、天気もいつ降ってもおかしくないような状態でなんだか肌寒い。塩分が欲しかったしカップ味噌汁を飲む。うまい。


で登りだが、これがつらい。200kmも走ってないのに脚はもう売り切れており、8:00スタートの人に抜かれまくり。ママチャリの人にも抜かれた気がする。いろいろあってブルベ以外ではほとんど走っていなかったので脚が萎えている。

どのタイミングで降り出したのかは覚えてないが、下りの時点では雨がまた降り始めていた。PC前の数kmが激坂下りで調子に乗ってスピードを出していたのだが、なんだかハンドリングがおかしい。妙に路面に引っ張られる感じがする。また、いくら高速の下りとはいえ路面の突き上げが妙に激しい。何だろう…と思いつつPC4、おなじみの道の駅塙へ。

自転車を止めて前輪をさわってみると、見事にスローパンクしているorz

既に1気圧も入っていないような状態で、こんなんで雨の激坂を50km/h近く出して下ってきたのかと思うと背筋がぞっとした。もしコーナーでタイヤがリムから外れでもしたら…。また、路面の凹凸をまともに食らっていたホイールにも相当ダメージがいっていると思われた。嗚呼俺様のWH-7850-CL24が再起不能か…と思いかなり絶望的になる。

何はともあれ、飯を食うことにする。道の駅塙は休憩所が夜も開いており、ランドヌールのオアシスとなっている。コンビニの店長っぽい人がブルベ参加者に飴を配ってくれていた。こんなのが集団で来たら本当は迷惑でしょうに…ありがたいことです。ここでもまた冷え切った体を味噌汁で暖める。カップ味噌汁と鶏五目おにぎりはブルベには欠かせないと思った。また精神的に辛かったので、胃がもたれるのを承知で油っぽい物に手を出してしまう。


で、とりあえずホイールの状態を見てみる。とりあえず軽く廻してみた感じでは、振れているということはなさそうだった。タイヤも特に大きく損傷を受けている場所はなさげ。チューブだけ交換すれば走れそうではある。が、しかしこの時点で制限時間までの貯金は1時間。雨も降っていて、脚も売り切れてる。今の時間なら1kmくらいの距離にある水郡線磐城塙駅から輪行できるだろう。DNF…という誘惑が頭をよぎる。

で、一緒に休憩していたママチャリの人に「パンクしちゃいましたよ、もう残り時間もないし帰ろうかな」と話しかけてみたのだが、「まだ1時間余裕があるから全然大丈夫でしょう」と返される。周りの人も雨のことなど気にせずガンガン出発している。すごい。このモチベーションはどこから出てくるのだろう。ブルベでなければそもそもこんな天気でこんな所を走っていないだろうけど、もしここで参加者の方が誰もおらず一人っきりだったら電車に乗って帰っていたであろう。

というわけで、やる気を絞り出して休憩所の中でパンク修理。特に難しいこともなく10分少々で終了。それにしても、PC4までなんとか保ってくれてよかった。真っ暗な雨の山道でパンク修理してたらどれくらい余計に時間がかかったか分からない。また、同じようにパンクした人が後からやってきて修理していた。路面になんか転がっていたのかなあ。

GPSに次のルートをセットして雨の中を出発。

(続く)