akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

BRM1011長万部400kmレポート(1)

順番が前後してしまうが、北海道の方を忘れないうちに書いておくことにする。コースはこちらを参照。

金曜日に早く帰って準備を始めるはずが、急遽出張になってしまい家に帰ったのが深夜。それまでほとんど何も準備していなかったのでどうしようかと思ったのだが、キューシートが思いの外単純だったので助かる。カーブがないわけではないのでGPSのポイント数はそんなに少なくないのだが、カシミール3DGoogle Mapとキューシートと距離計算用の電卓をにらめっこして「本当にこの交差点か?」というのを確認する手間が少ないのがありがたい。ひたすらポチポチ点を打っていくだけ。カシミールから直接Google Mapが使えれば便利なのだが、昔プラグインを作ったらGoogleから怒られたらしい。前回北海道のルートを引いたときAlpslab routeを使ったのだが、ポイント数が(Foretrexのsaved trackの上限である)500を超えてしまうことが多く間引くのが面倒で(一回本体にactive logとして転送し、saveしてsaved logとして持って帰ってくる)、また見当違いのルートを引かれたときの修正が激しく面倒なので、今回は手で引いてしまった。

あとは荷物のパッキング、電池の交換と充電。自転車の整備は、前回のブルベではあまり汚れなかったのでチェーンクリーナー(ガラガラ)だけ廻して終わり。これだけでも明け方近くまでかかってしまった。なんでこんなに手が遅いのかねえ。

なお、AJ北海道は、他のクラブでは提出する必要のある「権利放棄同意書」が無かった。大丈夫なのかいな。

3時間程度仮眠したあと、ウェアの選択をどうするか考える。基本的に真冬装備の方がよさそうだという情報があったので下は起毛防風ビブで決まりだが、上は昼間それなりに気温が上がることを考えると暑い状況にも対応できなければならない。夏インナー+半袖ジャージ+アームウォーマーの上に起毛長袖ジャージ、ということにする。あとは薄手のウィンドブレーカーと最悪雨具で。

輪行袋は前回同様オストリッチのOS-500。でかい。出掛ける直前でシューズを持っていないことに気付く。危ない危ない。家を出た瞬間に雨がポツポツ降ってきて幸先よくない。

モノレールで羽田空港へ。今回は前回の反省に基づき空気入りの肩パッドを装備したので合計20kg近い輪行袋も多少は楽になった。(とはいえ1分で肩が痛くなってくるが)

搭乗口で昼飯を食って待っていたのだが時間になってもなかなか搭乗手続きが始まっていない。どうやら到着機の遅れで遅延しているようだ。オイオイ向こうで割とぎりぎりの時間に特急の指定席を予約してあるんだが…飛行機はこれだから困るなあ。



いつも通り離陸の加速を楽しんだら睡眠タイム。おかげでドリンクをもらい損ねた。結局到着は20分位遅れたようで、預けた荷物が出てくるまでの時間を考えるとかなり厳しくなってしまった。予約していた特急に乗り遅れると次は2時間近く先になってしまい、前夜祭開始に間に合わなくなる。

まー仕方ないなあ次からはもっと余裕を持った時間にしようと半分諦めて回転台の前で待っていたのだが、予想外に早く出てきてくれた。というか回転台に横にして乗せるなよ、と文句を言いたかったがそういう余裕はなかったのでとっととJRの乗り場に移動。飛行機ってこういう遅延や運休がよく発生するし、乗る前と後にもかなりの時間的余裕を持たねばならず、確かに移動そのものは速いかもしれないが微妙だよなあと思う。流石に北海道ともなると電車は苦しいが。

あとは予定通り快速エアポートから南千歳でスーパー北斗に乗り換え、長万部へ。南千歳では虹が出ていた。


長万部に着いたら、なにやら雨が降っている。というか、ものすごい暴風雨。すぐ近くで雷が落ちてたりする。駅員の人によると5分くらい前から酷くなったらしい。タイミング悪いなあ。遠くの山の方で雷が飛び交ってるのが見えた。しばらく駅の中で待っていると小降りになってきたので、移動開始。宿のある温泉街は駅の出口とは反対側にあり、どうやってアプローチしたらいいのかGoogle Mapではよく分からない。駅員の人に聞いてみると、しばらく歩いたところに線路を渡る横断橋があるらしい。ただし雨が降ってるから危ないしタクシーの方がいいよ、と言われた。そうはいっても巨大な輪行袋があるので歩く他はない。傘を差して歩いていたら、しばらくして雨は止んだ。横断橋を見てみると、かなり老朽化していて確かに少々怖かった。


宿に着きやっと一安心。輪行袋は室内に置かせてもらうことができた。


宴会の開始まで時間があったので軽く温泉に入った後、2軒となりの宿の宴会会場へ。既に人は集まってるようだ。室内にシートが敷かれその上に自転車が置かれている。いかにもな雰囲気だ。さすがに回りは皆初対面の人ばかりなので最初は借りてきた猫状態だったが、そこはブルベの前夜祭、すぐに共通の話題で会話が弾む。話が盛り上がってなかなか料理に箸を付けられないくらい。特に、(確かanyanさんだったと思うのだけど)PBP2007の時の話をお聞きすることが出来て、モチベーションが上がりまくった。フランス行くぞ!



ウニと毛ガニも大変おいしく、最後の方は余興のジャグリングも始まったりして、大変盛り上がった前夜祭だった。しかしさすがに明日朝からほぼ24時間起きて走らなければならないので、21時過ぎで大人の判断により宿に戻る。

再度温泉に入り、翌朝の朝食を調達しに線路の反対側のセブンイレブンへ。そこで「ザンギ」という総菜を見つけた。そういえば北海道では鶏の唐揚げに似たものをザンギというらしい…という話を確かデイリーポータルZか何かで読んだ記憶があったので買って宿で食ってみたのだが、予想通り普通の鶏の唐揚げ(醤油にんにく味)だった。

(続く)