akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

BRM1011長万部400kmレポート(2)

(続き)

明けていよいよ当日朝…雨が降っている。時々小振りになるのだがあまり止む気配はない。まあ、ここまで来てこの程度の事でDNSにはできないので気力を振り絞って着替え、雨具を身につける。昨日の宴会で向かいに座ったsatchさんが実は隣の部屋に泊まっていて、挨拶する。

スタート地点の長万部公園までは3kmちょっとの軽い上り。の筈だったのだが、実はかなり奥の方に集合していてもうちょっと遠かった。ブルベカードを記入し、車検を受けてスタート時間を待つ。雨は、降ったり止んだり、時々晴れ間が出たり。まあ、回復傾向にはあるようだ。



8:00になりスタート。前の人に付いていくといきなりGPSで引いたのとは違う道だった。いかにも北海道、な風景の細い道をしばらく走ると国道5号に合流。うーむ、かなり向かい風っぽい。


雨は止みかけているのだが、時々思い出したように降ってくるので雨具をなかなか脱げない。国道5号から分かれて一度下ったあと、本格的な上りが始まる。向かい風+リアル峠のダブル攻撃で、正直かなりつらい。いつもだったらスタート後せめて100km位までは元気がいいのだが、いきなりヘロヘロになってしまった。ろくに走ってない状態でこのコースはきつい。PC1までは保つだろうと思って補給食は持たなかったのだが、途中で腹も減ってきてしまう。

下りも、下ハン持ってこぎまくりでも風のせいであまりスピードが乗らない。太平洋側に降りたら、海沿いでさらにきつくなった向かい風と微妙なアップダウン。途中の看板には「風のふるさと」と書いてあった。それでも、弁慶岬を越えると進行方向が反転するので楽になった。

PC1に辿り着いて、まず雨具を脱ぐ。中は汗でかなり濡れてしまっていた。大分遅くなってしまったと思ったが、制限時間までは50分くらいあった。道の駅の売店ではなんと鮭鍋が無料配布されていた。しかも試食という感じではなくかなりの量。具もタップリ。かなり太っ腹だ。150円で買ったクロワッサンももちもちしててうまかった。



さらなる食料を求めて入った近くのスーパーで薄皮こしあんパン(5個入り)発見!よく買う粒あんパンじゃないけど、これで200kmは戦える! あとレジで並んでたら後ろのおばさんに「自転車ですか?」と聞かれた。一晩中かけて400km走ります、と答えたら案の定レジのおねーちゃんも一緒になってあきれていた。

次のPC2までは海沿いを逆方向に走ることになる。弁慶岬までと、途中岬の地形の関係で向かい風になってしまう所を除くと概ね追い風で楽だった。調子のよい場所だと廻してるだけで40km/h出てた。ただし打ち寄せる波と潮風は強く、サングラスやライトの表面が塩で曇ってしまった。これはちょっとスチールパーツの錆が心配だなあ。トレシーで拭いても取れないので、ウェットティッシュを購入して洗浄。天気は完全に回復し気温も上昇。途中の長いトンネルの中では眠くなってしまってやばかった。海岸沿いには奇岩が並ぶ。




「稲バウアー」のオヤジギャグ看板も発見。

PC2を出発すると、日進峠への登り。最初はダラダラした登りなので20km/hでクルクル廻せるが、次第にきつくなってくる。この区間は登って降りるだけの短距離区間だが、PC1までの区間でダメージを食らった脚にはつらい。PC3に着く頃には日が暮れかけていた。

(続く)