akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

BRM1011長万部400kmレポート(3)

(続き)

PC3のコンビニは、店内で調理された麺類や丼物が座って食えるようになっていた。ローソンはこんな店もあるのか。せっかくなので蕎麦を頼んでみた。ちなみに僕は補給食の選択肢でうどんと蕎麦がある場合、蕎麦を食べるようにしている。以前、試してガッテン系の番組でうどんはすぐに消化されてエネルギーになりやすいが長持ちしない、蕎麦は逆にゆっくりに吸収され腹持ちがいい、という話を聞いたことがあるからだ。本当かどうかは検証してないが…


寒くなってきたのでウィンドブレーカーとレインウェアを重ね着する。やはり少々防寒装備が心許なかったようなので、気休めに使い捨てカイロを買って腕の中にいれておいてみる。が、一向に暖まらない。不良品か?(と思ったがそうではなかった)


次の区間は厚雲峠への登り。やはりそんなにきつくはないが、汗をかくのでレインウェアの中が蒸れてしまう。山道の途中でトイレに行きたくなり、どうしようかやっちゃおうかと思っていたら頂上のトンネル直前の駐車場にトイレがあったので助かった。こんな所の公衆トイレがちゃんとメンテされてるって日本は本当にいい国ですね。

トンネルを抜けると一気に下りだが、既に真っ暗なのでさすがにあまりスピードは出せない。それでも、真っ暗な分眼の感度も上がっているので、EL-520+EL-530で40km/hは出せた。再度日本海側に降りたら、上ノ国まで海沿いに南下。暗くてもはや海の様子は分からないが、風はそんなに強くないようだ。

PC4到着は22時前。本格的に寒くなっておりカップ蕎麦と味噌汁、暖かい缶コーヒーを飲む。そろそろ眠気がやってくる時間帯だ。


次の区間は、来た道を戻りつつ太櫓越川まで60km、延々と海沿いを北上することになる。去年はどうもそうだったらしいのだが、ここで昼間みたいな北風が吹きまくっていたら大変なことになっていただろうが、今年は幸いなことに風は静かであった。そして出発後、案の定眠くなってきた。海沿いの単調な景色(といってもどうせ暗くて何も見えないのだが)も眠気を誘う。途中、小屋になったバス停で横になってみるが眠り込めるほどではなかった。突符岬の道の駅に寄ったら、温度計が4℃を示していた。この時間(0時くらい)海岸でこの気温ということは、明け方内陸を走ってるときには下手すると氷点下になりそうだ。変なところで寝たら死ぬぞ、と思った。ところでこの道の駅はまだ新しく綺麗で、休憩スペースもあった。ここで一眠りしていくべきか、とも思ったのだが、0時位だとまだ眠り込める程の状態ではなく、宇都宮400kmの時みたいに結局時間だけを浪費しそうなのでやめた。なんだか軍隊の行軍みたいだが、眠っておきたい時にちゃんと眠れる、というのもブルベに必須のスキルだなあ、と思った。(村上龍の小説に、よく訓練された兵士は1分単位で熟睡できる、みたいな話があった)


1:30頃に再度眠気がきつくなり、道端で止まっているとスタッフの方の車が通りすぎて、大丈夫ですかーと声をかけていただいた(という気がする)。再度バス停で横になると、今度は数分意識を失うことが出来たようだ。

登りに入る直前の道の駅でトイレ休憩と、缶コーヒーとココアで糖分補給。

太櫓越峠はあまり標高は無く短いが後半それなりの斜度。とはいえ、宇都宮や埼玉ブルベのような暗夜行路状態になるほどではなかった。トンネル超えた下りは激しく寒く、スピードというよりは体を暖めるために踏みまくり。

(続く)