akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

BRM117中部200km 関ヶ原改め養老

いよいよ2010年初のブルベがやってきた。そして新車電動Orcaのデビュー戦でもある。3200kmへの最初の一歩。

最初は関ヶ原を超えて伊吹山ヒルクライムで折り返しのコースだったのだが、40年来の大雪のため伊吹山は断念したとのこと。

このコースを折り返して合計200km。ルートラボをとっとと直接貼り付け出来るようになって欲しい>はてな

前日

土曜日だったのでのんびり準備。エクスプレス予約の座席指定でN700系の車両最後部席を取れたので輪行スペースは余裕。

一宮駅前はあまり店がない。駅ビルのレストランもなんと20時ラストオーダーでもう終了していたので、チェーン店のカフェでスパゲティを食ったのだが失敗だった。翌朝の朝食を買ってとっととホテルへ帰って風呂へ。今回泊まったルートイン一宮駅前店は大浴場があってよかった。まあそんなに広いわけでもないのだが、ユニットバスと比べれば雲泥の差。Project DIVAなどしつつ12時前に就寝。

当日朝

5:00起床。朝飯を食う。ホテルのバイキング朝食券もあったのだが、6:30からなので断念。

スタート地点に着いたら、ちょうど日が昇ったところだった。流石に寒いが天気は最高。ボーカロイド痛車メイドさん学科は出現率高いなあ。他にはバイクフライデー、ルイガノ小径にHEDのカーボンディープリムなど。そしてやはりOrcaもいた…

8:00になって順次スタート。最初は公園内をゆっくり走る。

PC1まで

すぐに川沿いの堤防道路へ。スタートからPC1までは極楽追い風30km/h巡航。途中、堤防の下に行くか上に行くか迷って2グループにわかれたが下に行ったグループ(僕も)は途中で舗装が切れてかついで階段を昇る羽目に。木曽川の向こうに雪を頂いた山々が見えていい景色。路面もよく快調。

最初のシークレットポイント。昔はここが海岸線だったらしい。対岸に火力発電所や観覧車、ジェットコースターが見える。

PC1でいつもの薄皮つぶあんパンをゲット。

PC2まで

一転して向かい風区間。一度尾張大橋まで戻ってから対岸に移動し、今度は木曽川右岸を遡上。尾張大橋の歩道を走るのは怖い。手すりと床の間が開いてるし床の接続部分に時々穴が開いてて下が見える…

しばらく走ると川沿いから広域農道に入る。広域農道というと宇都宮や埼玉のアレを連想してしまうが、こちらのは至って平和な平坦路。

シークレットポイントの千代保稲荷神社。「おちょぼ稲荷」と言われているらしい。この一帯だけ激しく渋滞していた。

内陸に進むにつれ山が近くなってくる。本来のコースはあのあたりを上るはずだったのだろうか。

PC2のトイレで軽量化に成功。しかしビブタイツなので脱ぐのも着るのも面倒。外に出たら3人列が出来ていた…すいません。

PC3まで

PC3はPC1まで全く同一コースの折り返し。従って追い風区間。雲が出てきた。



ゴールまで

そして再度向かい風。尾張大橋までが特にきつく、インナーで20km/h以下しか出ない、ああ貧脚。後続の人にどんどん追い抜かれる。しかもこういう時は何故か眠くなってしまう。あくびを連発。たまらないので尾張大橋東のコンビニで一休み。眠気覚ましとコーヒーを飲んで多少復活。

そこから先は多少マシになったものの相変わらず向かい風だったのだが、堤防道路を下ハン持って必死に漕いでたら途中で向かい風が弱まり、あまつさえ微妙に追い風に変化。30km/h近く出せるようになってきた。

ここで時計を確認し、200kmの10時間切りが出来るのではないかという考えが頭をもたげてきた。今回のようなド平坦のコースはブルベではそうそう無いし、行きも帰りも追い風になるという幸運が重なるのはさらに無さそうだ。ここで記録を作っておかないと…という欲が。というわけで割と本気走りに移行。何人か先行していた人を抜く。暗くなったら今回初めて使うLEDライトのNRX30とEL520を付けたり消したりして比較しようと思っていたのだが、それどころでは無くなってしまった。踏切が閉まっていて焦ったり。

最後ちょっとコースが怪しかったのだが、無事9時間42分でゴールできた。それでも全体の中での順位は後ろの方だったらしく、やはり今回は相当な高速ブルベだったようだ。ブルベカードを提出してお礼を言って木曽川駅へ。


ゴール後

木曽川駅から輪行。パッキングして靴だけ普通の靴に着替える。多目的トイレがあったので服も着替えようかと思ったのだがリュックの底から出すのが面倒なのでやめ。(これが原因で後で面白いことに)
東海道線車内で携帯からのぞみを予約。一応最後部座席を取ったのだが、始発駅ではないので荷物が置けるかどうかは不明。

名古屋駅から新幹線乗車。案の定先客の荷物があって断念。自転車はデッキへ。隣の人はMacbook Proを広げてなんかやっていた。電源が目的でこの席を取ったんだろうな。(Nでない700系は車両の一番前と後ろにしかコンセントがない)

罪深い駅弁を食ってビールを飲んでいたら、社内改札の車掌に「デッキの自転車はお客様のものですか?でしたら手荷物料金270円かかります」と言われた。あれ?JRは輪行袋に入った自転車は無料だったんじゃないのか?と思ってなんか納得いかないがとりあえず金を払う。そのことをTwitterにつぶやいたところ、速攻で何人かの方から「無料だよ!」「JRのページに書いてある!」「車掌の名前を控えろ!」「返金させろ!」との反応が。早速車掌を捕まえて問いただしたところ、「競輪選手だと思った」とのこと。確かにJR東海の規約には以下のようにある。

http://railway.jr-central.co.jp/ticket-rule/rule47.html

[無料のもの]

●旅行鞄、スーツケース、スポーツ用品(サーフボードは専用の袋に収納したもの)、楽器、娯楽用品、玩具、その他携帯できる荷物
※スポーツ用品、楽器、娯楽用品などは、長さの制限を超える場合であっても、車内で立てて携帯できるものは持ち込むことができます(専用の袋、ケースなどに収納するようにしてください)。

●サイクリングやスポーツ大会などに使用する自転車は、解体し専用の袋に収納したものまたは、折りたたみ式自転車においては折りたたんで専用の袋に収納したもの

[有料のもの]

●競輪選手が使用する競技用自転車であって、解体して専用の袋に収納し携帯するもの

へえー、競輪用だと有料でそうでなければ無料なのか…知らなかった。詳しくはwikipediaを。

輪行 - Wikipedia

まあ確かに、全身タイツのようなサイクルウェア姿では一般人とは思われないかもしれないが、競輪選手はこんな格好で電車に乗ったりしないだろう…

というわけで無事返金してもらった。ついったーってすごいね。

インプレなど

  • 電動シフトについて
    • Di2のボタンは冬用グローブ付けてるとシフトアップとダウンを間違える。何しろ近い位置にあるボタンでどっちも同じくらいの力で押せてしまうので。ワイヤー引っ張る方式だとシフトアップとダウンで感触も使う力も違うのでそういうことは無かった。まあきっと慣れればどうということなないと思うけど。
    • Di2のいいところ。インナーの上の方のギアを躊躇無く使える。今まではトリム操作が面倒でインナーは坂を上る時に下の方のギアを使うだけだったが、Di2ではリアを動かしてもトリム操作を勝手にやってくれるので、何も考えず変速できる。
    • インナーでもリア6速以上を使えば20〜30km/h位まで普通に出せるので、今後はインナーを使う機会が増えそう。むしろ25km/h位だとインナーの方がリアはスプロケの中央に近いのでチェーンラインに無理が無くていい気がする。平地で、今回のような微妙な向かい風が変化するような状況だとインナーで走った方がギアレンジ的には正しいと思う。
  • 先週穴を開けた場所を補修したアソスのレーパンは、特に問題なく使えた。違和感は無かったしほつれも進行してないようだ。一安心。
  • 同じくアソスのロボキャップだが、キャップとしての防寒はもちろん、耳当てとしてもかなり優秀。音の聞こえは問題ないし、風も入ってこない。真冬は必須アイテムになりそう。また、サングラスのつるを押さえつけてくれるので、いつも下にずれ落ちてくるサングラスが今回は安定していて走りやすかった。スポーツバンドの購入を検討しなければ。
  • 今回は晴れていて200kmだったのでダイナパックは小で良かったのだが、一応ロード(road, load二重の意味で)テストということで大の方を付けて走ってみた。結果、回転ずれなどの問題は特に発生しなかった。
  • ANTAREX NRX30も今回初投入だったのだが、前述の通りあまり比較は出来なかった。しかし少なくともEL520よりは明るかったと思う…。付属品ではなくトピークのポンプホルダに取り付けていたのだがずれなどの問題は発生せず。