akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

房総半島ツーリング(400kmのはずが165kmでDNF)

先日書いた通り、土日に擬似ブルベで400km走るつもりだったのだが、結果的に半分も行かず帰ってきてしまった。

まず前日に会社を定時退勤できなかったのが痛い。帰ってきたのが夜中で、結局準備をダラダラしていたら寝るのが2:30になってしまった。計画では4時過ぎに起きて始発で袖ヶ浦に向かい、袖ヶ浦海浜公園を7:00にスタートする予定だったのだが、寝過ごして起きたのが6時だった。しかもこの冬一番という冷え込み。それから電車で行くのも移動時間が惜しいので、自走で袖ヶ浦まで行くことにした。完全真冬装備(耳当て、帽子、ネックゲーター、シューズカバーなど)で7:30頃に出発。

千葉に向かうまでは楽々30km/h巡航できる追い風で、自走で距離を稼げて正解だと思ったのだが、進行方向が南西に向かうにつれ当たり前だが向かい風になってくる。蘇我、五井のあたりから追い風が無くなり、袖ヶ浦に着く頃には完全に向かい風になっていた。

袖ヶ浦駅で、強風のためダイヤが乱れているというアナウンスを聞いた。

駅近くのコンビニで昼飯を食い、一応、BRMのスタート地点である袖ヶ浦海浜公園へ。

12:30にスタート。本番のブルベに対して5時間30分の遅れである。風は強いが天気は最高。

海浜公園から南下する道路がいきなり強烈な風。さらに国道16号、続く県道90号は15km/hでへこへこ走るのが精一杯。富津岬の先からはまた方向が変わるため多少楽になるが、今度はアップダウンが始まった。日は既に傾きかけている。

PC1のコンビニ(上総湊のあたり)に着いたのは14:45頃。店員が客と「今日は風がすごい」と話していた。やはり地元でもこんなに吹くのは珍しいのか。45kmの区間だったが向かい風のせいで激しく足を使ってしまった。


きれいな紅葉があったので一枚。

折り返して次は林道の山岳区間。最高標高はそんなに高くないのだが、アップダウンが繰り返し、また10〜15%級の激坂が2カ所ありかなり難儀した。6km/hくらいしか出せずにヒーヒーいいながら登る。やはり登坂能力がネックだなあ。

夕暮れの風景。

思いがけず富士山(だよなこれ)が見えてビックリした。

愛宕山を下って最後の林道に入る頃にはあたりは真っ暗。ブルベと違い他の参加者やスタッフがいないので、それだけでかなり心細い。道路に大穴が空いていたりしても分からないのだ。そして日が落ちた後の急激な冷え込み。登りを終えると、18時前で既にサイコンの温度計が3℃。標高は300mもない地点である。ウィンドブレーカーをさらに上に着重ねて鴨川に下る。

住宅地の激坂を下ってしばらく走ると鴨川駅

当初の予定(ブルベ通り)では、ここからさらに10km先の安房小湊に13:00前には着くはずだった。しかしここで既に18時を過ぎており、スタート時間が5:30遅れだったのを入れても、ほぼギリギリのタイム。おそらくタイムアウトだった。やはり、向かい風と激坂で相当遅れている。しかもこの寒さ。

安房小湊まではエスケープも可能なルートだが、そこから再び林道の山岳地帯に入ってしまう。防寒と照明は十分準備しているつもりだが、夜中に林道でどうしようもない眠気に襲われたときにどうにかできる自信がない。あるいは、コースを変更して外房線沿いをずっと走り、長尾の健康ランドに行くという事も考えたのだが、なんだかもう心が折れてしまっていて、電車に乗れるここでDNFとしてしまった。準備不足もあるが、やはり、ブルベ本番でないと簡単に諦めてしまうようだ…。自転車はメンタルなスポーツである。

特急を待った方が早く東京に帰れるようなので、特急わかしおに乗って帰京。なお、特急わかしおは勝浦始発の列車なのだが、一部の車両は普通列車として鴨川から勝浦まで走るので、安房鴨川から実質乗り換え無しで乗車が可能。この違いが分かっていないと、自動券売機で「安房鴨川発の特急」を指定しても「該当する列車はありません」としか出ないのではまることになる。というか、はまって駅員の人に買ってもらった。

あと、自由席に乗車するつもりなら、後ろ3両(8,9,10号車)のどこかに乗っておくのがよい。前2両は、勝浦から指定席の列車になるので、自由席のつもりでそちらに乗っていると勝浦で座席を移動する羽目になる。ということを、ホームにいた運転手の人を捕まえて聞いたら教えてくれた。うーむ、こういう情報は鉄な人には常識なんだろうか。

妙に疲れていたようで、帰ったら風呂にも入らず寝落ち。次の日曜日も昼寝して過ごしてしまった。やはり、DNFして正解だったのだろうか。もう二週間くらいで来年最初のブルベがやってくるのに不安である。

結局、23日に走った分を合わせても230kmにしかならず、Rapha Festive 500の達成は難しくなってしまった。