akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

折角なのでフライトデッキマネージャーを使ってみた

去年12/31の走行データを、試しにSC-7900からPCに取り込んでみた。

USBドングルはデスクトップマシンに挿しっぱなしにしてあるので、

  • PCでフライトデッキマネージャーを起動しておく
  • メインユニットを自転車から外してスリープを解除
  • 右ボタンを長押しし、STW の表示を消す(これをしないと設定モードに入らない)
  • 裏のボタンを左右同時押しして設定モードに入る
  • PC-Linkが反転表示されてるのでそのまま右ボタンを押す

で、データの取り込みが開始される。説明書とヘルプだけでここまでたどり着くのにも結構な時間がかかったが、それはそれとして、初めて実走データがある状態でこれをやったら、取り込みダイアログのプログレスバーが途中で止まってしまい、通信タイムアウトといって空データが取り込まれてしまった。なんだかよくわからないので、数十センチだったメインユニットとUSBドングルの距離を10cm程度まで近づけて再試行したら、今度は最後まで行ったようだった。やれやれ。

で、取り込んだデータを表示させたのがこのスクリーンショット。(拡大画像あり)

この画面は走行データビューだが、1日だけのデータなので、「走行データビュー」以外の表示は意味がないようだ。

画面は四分割されているので、順番に見ていく。左上は単なるカレンダー。

右上は取り込んだ単位でのデータの概要のようだ。走行時間、距離、上昇高度、速度、心拍数の平均・最大、消費カロリーなどは一応意味があるデータのようだ。しかしケイデンスに関しては注意が必要。フライトデッキは速度とギア比からケイデンスを算出しているので、実際にペダルを回していてもいなくても回している事になってしまう。フリーハブの存在が無視されているのだ。なので今回のデータでもケイデンスの最大値が149rpmなどと表示されているが、これはおそらく下りでフリーハブが空転していたときの値だ。もちろん、平均も意味を持たない。

これはフライトデッキが現在の方式でケイデンスを計測している以上どうしようもなく、単なるサイコンであればその場の表示だけでよいので(脚を回してるか回してないかなんてことは走行中の自分が一番よく分かっている)あまり問題にはならなかったのだが、記録して後からデータを分析する、ということになると、脚を回してないのに回したことになっているというのは大問題だ。シマノはどうするつもりなのだろう。チェーンステイに付けるセンサーをそのうち発売するのだろうか?

左下は、心拍数がどのゾーンにあったかの分布のようだ。これは結構意味がありそう。

右下は各種データの時間変化を表しているようだが、時間軸の全体が「ストップウォッチがスタートしてからストップするまで」なので、僕のようにストップウォッチを常時稼働させておく使い方だと実際の走行期間が酷く圧縮されてしまう。

幸いなことに、一部の区間を拡大表示する程度の機能は付いていたのでそれで実走期間を拡大させたのがこの図。(拡大画像あり)

心拍数、高度、ケイデンス、速度、前後ギアがいっぺんに表示されているので見にくいが、一応それっぽいグラフになっている。ケイデンスはやはり峠からの下りで最大値を示しているようだ。インナーローで走った区間が分かって面白いが、ギア表示はもうちょっと縦軸を拡大してくれた方が見やすいのではないか。あと、「何速なのか」が重要ではなく、実際はギア比(あるいは34-25のような歯数)の方が意味があると思うのだが。

あと横軸は時間だけでなく距離で表示可能にしてくれれば、休憩時間で無駄に間延びしたりすることが無くなり便利なのだが、これもトレーニング・レース指向ゆえの単機能なのだろうか。