BRM305静岡300km茶畑レポート
先週のアタック宇都宮に引き続き、300kmブルベ第2弾のAJ静岡BRM305に行ってきた。今年になって初めて山らしい山を走るブルベなので、ここ最近200kmで10時間を切ってきた脚力の真価が問われる。
前日半休を取っていたのだが、全く準備が出来ていなかったので家を出るのが18時前になってしまった。新幹線で移動し愛野駅に着いたのが21時前。
何もない所のわりに愛野駅は巨大。サッカースタジアムがあるかららしい。前回のBRM109静岡200kmのときは袋井駅の方に泊まったのだが、愛野駅でも大して距離は変わらず、またホテルに大浴場があるという情報を得たのでこっちのホテルに泊まってみることにした。夕飯は新幹線の中で駅弁で済ませてしまったので明日の朝飯だけコンビニで調達。
風呂に入ってとっとと寝るつもりだったのだが、大浴場で先月の中部200kmの時にお会いしたきよさんにばったり再会。コンタクトを入れてなかったのですぐには分からず失礼しました。あれやこれやでのぼせるまで話し込んでしまい、風呂を出たのが23時過ぎ。これもブルベの楽しみである。
結局寝付いたのは0時前になってしまった…。今年のブルベは今までちゃんと睡眠が取れていたのだが、今回は寝不足になってしまいそうだ。
4:00過ぎに起床して朝飯を食い5:30頃出発。
スタート地点には10分程で到着。
先週お世話になったinainaさんに声をかけられ、車の中で暖を取らせて頂いた。inainaさんは6:00スタート組だったので一足早く出発。
ブリーフィング終了し、6:30組もスタート。日はもう登りかけている。
最初は袋井市街を北上。向かい風気味。少しずつ前方の参加者を追い越していく。太田川に沿って走り始めるあたりから車が少なくなり走りやすくなった。そのうち山道になり、登り始める。
登りの途中、きよさんに追いついた。こんなところを20km/hで上れるようになりたいですねえ、という話をする。
茶畑が見え始めた。その後しばらくずっと茶畑。これがコースの名前の由来なのだな。
登りの途中で路面が凍結していた。後続に声をかけて警戒。怖いな。
峠の頂上。
下りは道が狭くカーブも急でスピードは出せない。ブレーキを握る手が痛くなって来たあたりで平地に。沿道には梅?が咲いて平和。
途中で向こう側からinainaさんが走ってくるのが見えた。あれ、もう折り返し区間だっけ、と思ったが、どうやら(予定通り?)DNFの模様。挨拶をして先に進む。
折り返し区間の最初はちょっとした峠になっている。登って降りて、片側通行の工事区間。10km程度の間に多くのランドヌールとすれ違い。
PC1 9:40着。
店内に座れるスペースがあったのでありがたく使わせてもらう。補給は控えめに肉まんのみ。9:53発。
まずは来た道をそのまま戻る。やはり多くの自転車とすれ違う。最後の峠の手前で会社からメールが来てストップorz
見晴らしポイントがあったので記念撮影。やはり自転車はいい。特に山道。
峠を一つ越え、川沿いの気持ちいい道。天気も風景も最高で、鼻歌でも歌いたくなる気分。
偶然、S谷さんにトイレの前でお会いした。遠征されていたようだ。PBPツアーに既に仲間の方と申し込まれたとのことで、焦りを感じた。後で情報をメールして頂くことに。[twitter:@makota555]さん、きよさんも一緒のタイミングでPCに。
この先、[twitter:@maruyoyo]さんに「馬鹿まんじゅう」という名物があるという話を聞いたので、「やまあいの里うんな」の場所をチェックしておいて寄ってみた。のだが…
なんと開いてなかった。営業日が変更になっていたようだ。がっくし。
ツイッターに残念レポートを書いてとっとと出発。この間に1台抜かれたようだ。
天竜川を延々と遡る。道幅は狭く路面はあまりよくないが車はほとんどいないので走りやすい。微妙にアップダウンがある。最後の方は少々飽き気味。
佐久間町の市街地は意外に開けていた。学校も立派。やはり電力会社のおかげなのかしら。また、飯田線の駅を見てこれがあの飯田線か。と妙な感慨にふける。一度は飯田線の旅に出てみたいと思っている。
PC3 15:43着。
やはり寒いので、日向でスープを食べる。あてにしていた饅頭も食えなかったし。
[twitter:@anmasashi]さんと思われる人がいたので声をかけてみたら、やはりそうだった。前回の静岡でも実はシークレットポイント同着だった。
16:06発。
ひたすら小さなアップダウンが続くコース。PBPの練習だと思うことにする。
東名高速の下を抜け、宇利峠のちょっとした登りをクリアすると静岡県に帰ってくる。
下りの途中、浜名湖が見える。
下ハンもって下りを攻めていると、ふとEdge800の画面が消えていることに気づいた。
今まで表示がフリーズしたままになったことは2回あったが、電源断は初めてだ。とりあえず電源を入れ直してみるが、起動画面で"Loading Maps.."が出たところで落ちてしまう。何度やってもダメ。
マップデータやルートデータが腐っているのかと思ってMicroSDカードを抜いて試してみたのだが、やっぱり同じ。これは絶望的だ……
どうしようもないので、例によって3ボタン同時押しを試してみた。その結果、どうにか起動はしたのだが、どうやら内蔵メモリの全てが初期化されてしまったらしく、体重とか年齢を入力する初期設定画面に戻ってしまった。当然、ここまでの走行ログも全部消滅orz
神奈川400kmの時にも一部データが消えたのだが、このときはPCで一度書き出されたデータまでは無事だった。しかし今回は全部消滅。
だがしかし。
「こんなこともあろうかと」前回の教訓で、ログ専用のGPS(TripMate850)を平行稼働させておいたので、そっちを取り出してみる。電池の持ちに不安があったのだが、記録間隔を控えめにしておけば200km程度は大丈夫だったようだ。無事、ログをとり続けてくれていたようだ。こちらの方が生きている、ととりあえず信じて電池を交換しておく。本当に記録されているかどうかは、家に帰ってデータを吸い出すまでは分からない。
ロスした時間は15分程度だっただろうか。Edge800も最低限の設定だけして復活(こっちがないとナビできない)。段々暗くなってきているので急いで下る。
すっかり真っ暗。18:53発。
国道1号に合流し、神奈川400kmでも走った弁天島の橋を渡る。追い風で快走。このへんで確かhayavusaさんに追いついたっけな…と思い出す。あのときは直進した新町の交差点を左折。新幹線を陸橋で超え北上。風向きが変化し向かい風気味に。
天竜浜名湖線に沿って東に進む。
再度天竜川を渡り、すぐのトンネルを抜けてPC5へ。
ここでウィンドブレーカーを投入。21:05発。
あと残りは30km弱の平坦路。淡々と走る。しかし流石にあまり心拍数は上げられなくなってしまっている。
そして、ゴール 22:04着。タイムは15時間34分、やはり15時間切りはできなかった。やはり山が入るとこんなもんか…
いつものように手続き。
テーブルの上に、無造作にジップロックに入れられたランドヌール5000のメダル実物が。SRメダルくらいを想像していたのだが、はるかに大きかった。さすがに最難関フラグだけはある。欲しい…
頂いたカレーそうめん。筑前煮っぽい具で甘辛く、おいしかった。うちでも作りたい。
ホテルの大浴場が23:30までなので、急いでホテルに帰り風呂へ。
翌朝ホテルの朝食バイキングで、この「梅風味たれ」を入れた納豆が絶品だった。これ考えた人は天才。どこかでこのたれ売ってないのかな…
あとは新幹線で輪行して帰宅。家に帰ってTripMate850のGPSデータを確認したところ、ちゃんと記録されていて安心した。ただし、見通しがよくなかった山間部で一部標高がマイナスになっていた。これはおそらく、トップチューブバッグの中に入れておいたせいだと思われる。もともと自転車にマウントされることは想定されてないのでうまい固定方法を発明しなければならない。今後は平行運用必須だな…
最後に、今回投入した新装備のインプレッションを簡単に。
- Panasonic DMC-FT3(デジカメ)
- ファームウェアアップデートでも進化しないμTOUGH-9010に絶望して思わずクリック。μ1030SWの「ジャージから出すときにダイヤルに触ってしまい再生モードになったりする」「動画が貧弱」「xDピクチャーカード」という3大難点の解消を狙う。結果としては、とりあえず正解っぽい。起動はさすがに1秒未満のμ1030SWに負ける(2〜3秒)が、6秒かかるμTOUGH-9010よりは遙かにまし。また、何でもかんでもすぐフラッシュを焚くμ1030SWに比べ、ノイズ処理が優れているのか高感度の時の荒れが少ない→シャッタースピードを上げられる→ぶれない ような気がする。画質も素人目には十分。気になる点としては、レンズカバーが一切無い点。傷つきにくいガラスなんだろうけど、OFF中についうっかり指紋を付けてしまったり、鞄の中で何かに擦れてしまったりしたときが心配だ。何で付けないんだろう。
- サドル San Marco Mantra
- 引き続きサドル探しの旅継続中につき試してみた。これはちょっと無理そう。数十kmで座骨が痛くなってきた。300kmは耐えられたが、かなり危険な感じがする。うーむ。
- ドロップハンドルのエンドに付けるミラー
- アタック宇都宮での集団走行時に、後ろの人との距離を見るのに必要だと痛感して付けてみた。基本的に目的は達せられるのだが、僕の使っているハンドルの幅が狭い(360mm)せいか、後ろを見るのにちょっと視点移動が必要。また、膝が当たってすぐに角度が変わってしまうのでしょっちゅう修正が必要。あと夜間だと、後続車のライトが眩しくてちょっと使っていられない。これも微妙か。