akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

BRM226宇都宮300km アタック宇都宮 レポート

今年初のBRM300kmであるオダックス埼玉のBRM226アタック宇都宮に行ってきた。

この日は同じオダックス埼玉で激坂自慢のアタックビーフラインも開催されていたのだが、こちらはほとんど平坦コース。佐野や宇都宮を通過することからアタック餃子とかアタックラーメンなどと言われていたのだが、僕はいつもコンビニおにぎりしか食べないのでまあ今回もそんなもんだろうと思っていた。

スタート地点は西武池袋線入間市駅に近い豊水橋。7:00スタートにしたので始発で輪行しても間に合う時間なのだが、起床時間が早くなり睡眠不足になるといやだったので前泊した。近辺の宿の選択肢はほとんど無く、駅から少し離れた入間第一ホテルにチェックイン。輪行袋のまま担いでいける距離でもないが自転車だと5分もかからないので損した気分。

駅で組み立てた自転車をホテルで再び輪行袋に入れていると、ホテルの従業員の方がやってきて「今日は自転車が多いので会議室に入れてもらっています」とのこと。どう考えてもブルベである。ありがたく会議室に輪行袋を持ち込み再度組み立てる。案の定、同じブルベに参加する方々だった。SO-500輪行袋を宅急便で送ってきた方もいたようだ。話の内容から、どうやら北海道から来たようだ。(後で判明したのだが、[twitter:@pikasyacho]さんの知り合いの方々だったようだ。

前回に続き脱コンビニ飯を目指してホテルの周囲をウロウロするが、ファミレスしか見つからず結局ジョナサンでビールとスパゲティ。

その後コンビニで追加のカロリーと朝飯をゲット。ホテルにはユニットバスしかないので、湯を張ってとっとと就寝。

翌朝スタート地点まで自走。後泊も同じホテルに取ってあるので荷物を置きっぱなしに出来て楽。終電で間に合う時間に帰ることも出来なくはなさそうなのだが、遅れた場合にどうしようもなくなるので。

スタート地点につくと早速kojikojiさんに声をかけられた。今回は神奈川から出張のようだ。また、フレッシュでチームを組む予定の[twitter:@koganei3]さんに、「今回はフレッシュの練習ということで一緒に走りませんか」との相談があり、確かに一度は合わせておいたほうが良さそうだったので今回はご一緒することにした。inainaさん、[twitter:@hm7]さん夫妻、[twitter:@makota555]さん、[twitter:@ChoushuuOnago]さんにも挨拶。

ブリーフィング、車検をして順次スタート。最初は町中なので信号待ちが多く集団も大きめ。アップダウンは多少あるが短いのであまり差は付かない。このへんはいつものペースで小金井さんと走る。

市街地から離れ、割と長めの坂道が出てくると集団がばらけ始めた。前の割と速い人に心拍数140〜150位でついていく。小金井さんはちょっと苦しそう。セブンさんに追いついたり。途中、[twitter:@kazuak]さん(でしたっけ?)が左折車に巻き込まれそうになって危険な瞬間を見てしまった。(結果的には無事だった)

上り坂でちょっと小金井さんが離れてしまったのでペースを落とす。以後、後ろを見ながら走る事に。

信号ストップでinainaさんと一緒になり、フレッシュの事を話し一緒に走って色々ご指導いただくことになった。曰く、フレッシュの集団走行は2番目に走る人が一番大変とのこと。先頭の人は走る事に専念し、2番目の人が次のキューシートのポイント指示や信号の変わり目を考慮したりしてペースを指示する。要するにナビゲーターとなる。確かにそうすれば先頭の人に負担が集中しなくて済みそうだ。また、フレッシュのチーム走行だと者間が短くなるので、停止の手信号が間に合わない場合は声を出して後続に伝える。

そのほか、フレッシュのルールは実は結構複雑で、コースは事前に主催者に提出して承認を受ける必要があったり、他のチームと経路が重なってはいけないとか、チェックポイント間は必ず最短ルートでなければならないとか、色々大変そうである事も教わった。感謝感謝である。

inainaさんと走っていた[twitter:@panamolyfumizou]さんもご一緒し、実際に練習しつつPC1に到着。ペースはいつもよりはゆっくり目。PC1では[twitter:@A_spock]さんがなんかものすごい自転車で参加しているのを発見。

クワハラ・グリフォン(Gaapのさらに前のモデル)の後ろにMTB用の延長キットを取り付け、色々荷物を積んで走っている。なんとフロアポンプも入っている。これは重そうだ。

どうやら、6時スタートなのに7時スタート組に追いつかれてしまい、貯金がほとんど無いらしい。我々チームで護送船団を組むことにする。

ふみぞうさんを先頭にPC1を出発するが、いきなりペースが速すぎたようでペースダウン。しかし、途中から方角が変わって追い風になり、35km/h巡航でガンガン飛ばせるようになった。先頭は小金井さん、僕と交代。大きなアップダウンはないが陸橋のような所は多く、A_spockさんにinainaさんのカツ入れが飛ぶ。

途中で昼飯を食うことになり、inainaさん情報提供でつけめん屋に入る。カウンターで数席しかない店だが、運良く全員入れた。つけめん中盛り。このあたりで105km。


今日はあまり心拍数を上げていないので多少罪深い気がする。

途中、道ばたで座り込んでパンク修理している人を見かける。どうやら [twitter:@gaku_t12]さんだったらしい。チューブを2回交換してもパンクが直らず、諦めてDNFしてしまったそうだ。後でA_spockさんが「なんでフロアポンプ持ってるのに助けなかったんだ!(笑)」と言われていた。

僕が先頭を走っていた途中から再度向かい風となり、20km/h程度になってしまう。気がつくと後続が大分遅れてしまい待ち、ということが何回もあった。こういうときは、ドロップハンドルに付けるミラーが無いといちいち後ろを確認せねばならず、不便だ。

向かい風の中、22〜26km/h程度でPC2に到着。かなりの人がいて混雑していた。

夕方になると風向きが変わり、行きも帰りも向かい風になってしまうので変わらないうちに出発しよう、ということに。つけ麺パワーで腹もそんなに減っていない。

出発すると、最初の内は無風な感じだったが徐々に追い風風味に。西日が傾く平野を疾走する、ロードレーサー4台と小径トレーラー1台。


200km地点あたりで、今日2回目のラーメン。今度は手打ちだ。

inainaさんが「誰かチャーシューメン頼んでくれる人いないかなー」というので挑戦してみたら、案の定すごいのが出てきた。ここまで消費したカロリーでは足りなさそう。

食事をしている間に外はすっかり暗くなっていた。ナイトラン装備をして出発。寒くなってきたのでネックウォーマーも再度装着。

向かい風はなくなったとはいえ、相変わらずA_spockさんはかなり大変そうな感じ。特に陸橋などの登り。ひたすら黙々と走る。

途中、マクドナルドと和風レストランがあり、休憩しようかどうか、という話になった。結局、A_spockさんが先行し、その他が後から追いかけようということになり、小金井さん、inainaさん、僕はレストランへ。ふみぞうさんマクドナルド。

本日3回目の食事。こんなにちゃんとした食事をたくさん食ったブルベは初めてである。しかしふしぎに眠くならないのは、前日ちゃんと睡眠時間を確保したのと、あとやはり複数人で走っていると気を遣うので眠くならないのではないかと思った。inainaさんには色々興味深い話を聞かせていただきました。

結局30分位レストランにいて再出発。さすがに残り距離を考えるとA_spockさんは先にゴールしているだろう、という推測。

重量級トレーラーがいなくなったので平均速度は上昇。さっきまでは心拍110台だったのが130-140まで上がる。特に下り〜平地はinainaさんが速い。膝が痛いと言っていたのに、よく回す。

すると今度はふみぞうさんが遅れてきてしまった。どうも、呼吸がしにくいらしい。かなり離れてしまったので、途中のコンビニで休憩していくことになり、結局集団は3人に。

最後、inainaさんは回復走モードに入りゆっくりペース。長距離をたくさん走るには運動直後のストレッチなどが重要なのだという。そしてそのまま豊水橋にゴール。やはり、A_spockさんは先にゴールされていた。

手続きを済ませ味噌汁などを頂いているとふみぞうさんもゴール。セブンさん夫妻もゴールされていた。タイムは16時間54分。これで今年は200km、300km、400kmをクリアしたので、SRにリーチがかかった。PBP参加まであと600km。

挨拶をしてホテルに帰還。途中道に迷って、自走で帰宅途中のA_spockさんにばったり会ったり。


また会議室に入れさせて頂いた。一番乗り。

翌朝、起きて自転車を取りに行くと増えていた。

あとは西武池袋線輪行して帰宅。

その他、今回のまとめなど

  • 何回もブルベに参加すると、色々な走り方を許容できて、「今回はこれでいいや、これでいこう、他にもあるし」という余裕が生まれる。「今回は練習」という割り切りもできるようになる。これが発展するとA_spockさんのようなハンディキャッププレイをやるようになるのだろうか…。
  • 前項にも関連するが、睡眠をしっかり取って、タイムアウトにならない程度に走れば、グルメブルベは可能。特に寒い時期は、コンビニの外で震えながら冷たい飯を食うよりは、ちゃんと店に入って休憩して暖かいものを食べた方がいい。ただしタイムマネジメントがしっかり出来ることが前提(コースプロフィールなども含めて)。自転車経験が長くなると自分なりのセオリーが確立してくるので、毎回同じような戦略しか立てなくなるが、時にはそれを外してみることも意外な結果を生むことが分かった。
  • 実は今回サドルをセライタリアのSLCからFlite Gel Flowに換えた。1000kmもSLCで走ったのだが、どうも長距離走ると尻の皮下脂肪に?しこりのようなものが出来て痛くなるのだ。しばらくするとしこりは消えるのだが。両翼部分がThoorkみたいに広がっているといいのかと思ってFlite Gel Flowにしたのだが、クッション性が高いせいなのか肛門が圧迫され擦れによる痛みがあった。200kmを過ぎたあたりからちょっとやばかった。
  • 他の人の走力に合わせて前を引くのは難しい。最適なスピードは風向きや傾斜によって変わるので単純に速度を基準に出来ない。今回は、HRセンサーを付けていたので自分の心拍数を目安にしてみたが、やはり一定ではない。パワーメーターがあれば一番分かりやすいのかもしれない。
  • 集団で300km走ったのはは初めての経験だったが、一人で走るときよりも短く感じた。会話があるからなのだろうか。
  • 信濃200kmはとても景色がいいらしい。参加検討せねば。