直島に行ってきた

会社の用事のついでというかなんというかそういう事情により、11/20〜21で唐突に香川県は直島に行くことになった。今回行くまで全く知らなかったのだが、現代美術で大々的に町おこしして割と成功している一部では有名な島らしい。(wikipedia:直島町)

えてしてこういうコンセプトの町おこしは中途半端な内容だったり、ハコモノは立派だが人間系が残念な事になっていたりして下手をすると「場末感」が出てしまうものだという印象があったが、今回はかなり感心させられた。たとえば、住宅地に点在する古い建物を利用した「家プロジェクト」では、それぞれの建物にちゃんと係員がいて対応してくれ、またアートとして展示されている建物以外の普通の民家でもことごとく庭がちゃんと手入れされ、家ごとにデザインの統一された屋号の表札が出されていたりするなど、感心させられた。以前から宮島達男には興味があって追いかけていたのだが、今回図らずも「角屋」で作品を見ることが出来た。

「地中美術館」では、映画「マトリックス」のどこか不自然な仮想現実を思わせるような空間が広がっており、作品の一部として取り入れられている外の自然との対比が面白かった。

また、自然の景観も素晴らしく、たいそう風光明媚な島であった。晴れていたので紅葉を楽しむ事も出来た。また機会があれば訪れて、何日かゆっくり過ごしたい。