akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

BRM508宇都宮400kmレポート

今年初の400kmとなる、BRM509宇都宮400kmに行ってきた。実走したコースはこちら。


いつもの宇都宮駅。今回のブルベは土曜日10:00スタートということでとても参加しやすい。明るい時間に宇都宮駅に降り立つのは何か違和感がある。ホームで「ここから先どうやって行かれますか?」と声を掛けられた。反射ベストを着てる時点でやはりブルベ参加者確定のようだ。他にも何人かソレっぽい人を見かける。

スタート地点で、電動Dura-Aceを2台ほど見かけた。ブルベで使うのは少数派だと思ったので優越感があったのだが、もはやメジャーになってしまったようでなんだか残念。

また、naderamanさんと思われる方をお見かけしたのだが、連れの方と話をされていたので話しかけそびれてしまった。あとでPCで声を掛ければいいやと思っていたのだが、巡航速度が全然違うようで、先行ウェーブで行ってしまった後はついぞ一度も見かけられなかったのだった…。


前回の宇都宮300kmで写真を撮らせてもらったTIME RX INSTINCT乗りの方も発見。隣にはORBEA Orcaの色違い。そして今や宇都宮の有名人、へばなさんのママチャリも。


天気は、「宇都宮にしては珍しく(スタッフ談)」快晴。

遅めに来たので10分遅れの第5ウェーブで出発。PC1までがいきなり結構な山登りになっている。ここで脚を使い果たさないように、というのが試走レポートに書いてあった。いつもの通り、最初の方は集団に着いていくがそのうち上りで千切れる。天気がいいので写真をあちこちで撮る。


塩谷町日光市の境が頂上で、そこから数キロ下りでPC1到着。暑いのでアームウォーマーを外し、日焼け止めを塗り込む。あとファンタオレンジ、鶏五目おにぎり、いちごアイスなどを補給。

PC1からは、しばらく去年の宇都宮400kmで走ったのと共通のコースで、川治温泉郷と五十里湖畔を走る。最初の急坂以降は平地と緩い上りなのだが、向かい風に遭いあまりスピードは上がらない。

上りの途中で疲れたので土産物の前で自販機休憩。店のおばちゃんと多少立ち話。山王トンネルのピークを越えると下ってPC2。


おにぎりとドリンクを補給して出発。今回はスタート時間が遅めなのがよかったのか、あるいはコンビニ揚げ物の誘惑に打ち勝ったのがよかったのか、のどかな天気だったのにもかかわらず、昼間に無駄に眠くなるということは無かった。

道中、お子様に「がんばれー」と声援を受けたので、手を振って応える。これもブルベでうれしい瞬間。たまたま平地だったのでかっこつけて加速してみたりして単純なものだ。


「ゆっくり走ってくなんしょ」は方言なんだろうか。

羽鳥湖から鳳坂峠までが結構な激坂。登り切ったところで記念写真。



ついでに薄皮粒あんパンを補給。また、日が落ちてきたこともあり下りに備えてアームウォーマーを再び装着。

ここからの下りは今回のブルベ中一番の高速区間。50km/hオーバーであっという間に下ってPC3到着。ここで日没を迎えた。

おにぎりと手巻き寿司を補給。また、本格的に寒くなってきたので長袖ジャージを重ね着して出発。

PC3から先、やたら信号やら踏切に引っかかり、気がつくと結構な集団になっていた。サイクルショップイマイ?のジャージの方3名を中心に10人近くになっていた。

上り坂をいい感じで集団走行中、GPSが電池切れ。

PC3でそろそろ交換して置いた方がいいか、と思ったのだががまだ残量計が半分だったので次でいいや、と思っていたのが間違いだった。eneloop単4は150kmで交換が正しい、という教訓を得た。周りの人につられてそれなりにいいペースで登っていたのだが、これで糸が切れたようになりなんとなくだらけてしまった。いかんな。

郡山市と小野町の境のピークを越えると、宇都宮ブルベではおなじみのPC4、ミニストップ小野インター店。


ここは店内で座って食べるスペースがあり寒い季節には非常にありがたい。味噌汁とおにぎりを補給。またスタッフの方が居り、ブルベカードのチェック。


経験的に、寝ておくなら0時前のこのタイミングなのだが、今回はあまり眠気を感じていないのと、寒くて外で寝るのは無理があると判断しそのまま出発することにする。時間に余裕があれば次の勿来で健康ランドに行けるのだが…

雨降山(嫌な名前だ)への上りを越え、遠野トンネルを過ぎると表こく500mから0mへ下りPC5。下りで体が冷えたのでとにかく暖かいものが欲しい。3回目の味噌汁と蕎麦。

そんな中、ペヤング焼きそば超大盛(通常の2倍の量)をもりもり食べてる人を目撃。まさにこれから登りでしかも眠くなる時間帯にそんなものを食べられる胃腸に畏怖の念を抱くとともに、俺も無事ゴールしたらペヤング食うんだ、と誓う(死亡フラグ)。自分だったら、間違いなく途中で気持ち悪くなるか眠くて死にそうになり、とても走れなくなると思う。

健康ランドに行くかどうか迷う。貯金は3時間程度出来ていたのだが、片道6kmあるのでそれだけで往復30分位消費するし、次の区間は、以前の宇都宮でも暗夜行路区間となった700m超の上りなので時間に余裕はないと判断。次のPC、道の駅塙まで頑張ることにする。

PC5出発。先行していたママチャリのへばなさんを抜く。しかしその後眠気が悪化。5回くらい、路肩でうずくまって眠気をやり過ごした。その間に何人かに抜かれた。トンネルの手前でママチャリにも「撃墜」されてしまった。予想通りこの区間が今回の最大の山場となった。水飲み場手前の真っ暗な激坂をフラフラしながら登り、なんとか頂上を越える。

幸いなことに、日が長くなっていたお陰で、下っている最中に空が白んできた。おかげでフルスピードで下ることが出来てありがたい。寒さのおかげ?で眠気もそんなに感じない。

PC6、道の駅塙に到着。心底ほっとした。レジの人に「まだ来る人はいますか?」と聞かれたので、「僕がほとんど最後尾だと思います」と答えた。

休憩所にはマグロ状態で仮眠中の人々が何人もいた。テーブルでおにぎりを食った後、もう後から来る人も多くないだろうし、空いていたので椅子を3つ並べてその上でしばし横になる。

それほど眠気は感じていなかったが、1時間程横になっていただろうか。数十分は意識を失えた気がする。起きたら窓の外はすっかり日が昇りいい天気になっていた。



そろそろコンタクトを付けてから丸一日なのでトイレで交換。今日も天気が良さそうなので日焼け止めも塗り直す。

それなりにリフレッシュしていざ出発。外のまだ気温は低い。やはりこういう場所がコース上にあると本当にありがたい。

特に何事もなく最後のPC7まで到着。仮眠のお陰であまり眠気は感じなかったが、一応コーラを飲んでおにぎり食って出発。

最後の難関は八溝グリーンライン。脚が売り切れているのでだるくこなす。上りの途中で暑くなったので、アームウォーマーを外す。

気温が上がってくると、アスファルト上をやたら毛虫が這い出てきた。そういう季節なのだろうか。当然のように自動車に踏みつぶされて葉緑素をまき散らしている。自転車を汚したくないのでなるべく殺生しないように避けて走る。

森林公園手前で走行距離は400km。

そして森林公園サイクリングターミナルにゴール。ブルベカードを提出し味噌汁を頂く。アイスを食ったりしてしばし休憩の後、帰路についた。

そして帰宅後はめでたくペヤング焼きそば超大盛り(1000kcal超)とローストビーフを頂いたのでした。今回は天候にも恵まれ、比較的平和なブルベだった。