全日本マウンテンサイクリングin乗鞍2010レポート
記事の順番が前後してしまったが、8月最後の土日に、日本のヒルクライムレースの最高峰、乗鞍で今年も末席を汚してまいりました。いつもの連中5人で参加。最速の黒い男は、今年はお子様誕生直後ということで参加できず。
コースはこちら。
前日にレンタカーで移動。予想外に小さい車が出てきたのでホイールを外さないと入らなかった。
天気は上々。コンビニもゼリーの在庫を増量して臨戦態勢だ。しかし、予想していた以上に渋滞で時間を食ってしまい、受付が締め切りの5分前ということになってしまった。
会場を適当に一周して宿に。今年も例年と同じ「ヒュッテほし」にお世話になった。
今夜ばかりは宿泊客の殆どがヒルクライムレース参加者。前年のビデオ映像が流されて盛り上がる。翌朝は4時半起きなので素早く就寝。最近は情報機器が多いので電源の確保も重要。
翌朝。今日も見事に晴れ。
車から自転車を出して組み立て、まずはゴール地点に持って行ってもらう荷物を預けに一旦スタート地点の駐車場まで登る。遠くの山がきれいに見える。
荷物を預けたら宿まで戻り、ローラーでアップなどした後再度スタート地点へ。すごい数の人。
レース中。景色を気にしている余裕はあまりないが、やはり天気がいいので思わずシャッターを切る。
途中、今回参加メンバー中では仲間内で最速の鬼軍曹が路肩で自転車から降りているのを発見。何らかのトラブルがあったようだ。声だけかけて先に行く。標高はどんどん上がり、下の道が遠く見える。
時差スタートで10分ほど後からスタートしたはずのチームメイトに抜かれてしまったところ。
ゴール直後。渋滞中。
手元時計はスタートしてから1分ほど経過してスタートボタンを押したので、タイムは1時間48分位。
頂上のゴール地点も絶景。筋雲が既に秋がそこまで来ていることを感じさせる。
近くの人に頼んでシャッターを押してもらった1枚。来年の年賀状はこれかな?
下りの途中、第2給水所の直前にやはり鬼軍曹が路肩にいた。どうしたのだろう。
スタート地点で計測センサーを返却。無料のスイカサービスがあったので迷わずいただく。うまーい。
帰ろうとしたら順位が張り出されていたのだが、人だかりがすごかったのでスルーして宿まで戻った。既に下山している仲間もおり、宿の好意で解放していただいている温泉に入って汗を流した。当然、鬼軍曹の話題になるのだが、携帯が通じないので事情が分からない。体は無事のようだったので、そのうち回収車で下ってくるだろうからまあとりあえずスタート地点に車で行って待ってるか、という話になった。
ところが、本人が仲間内のircに書き込んでいるのを発見。なんと、登りの最中に後輪のスポークが切れてしまったらしい。迎えに行く途中でトボトボ下ってくる本人を発見、無事回収した。仲間内でスポークが切れたというのはこれで3人目、4回目だったか。そんなにしょっちゅう切れるもんだっけ?これがもし福島の山の中だったらかなり困る。
あとは罪深い昼飯を食って渋滞に巻き込まれつつ、帰宅。
以下はレースの反省と分析。
Edge750で取った心拍数、速度、勾配を重ねたグラフがこれ。
今年は経験に基づきアップをそれなりにやっておいたので、最初の苦しさはあまり大きくなかった。それでもやはり、スタート後しばらくは苦しかった。まだ心拍数の上げ方が足りなかったらしい。グラフを見ると確かにスタート後いきなり本番効果で心拍180以上まで上がり、その後苦しくて160まで下がったが、その後心肺がレースモードになって170を回復。後は170以上を一応キープできている。自分の感覚でも、今年は割と踏めていたというか回せていたというか、負荷がかけられていたと思う。調子が悪いときに特有の眠気も無かった。
しかし、後半の勾配がきつい区間に入ると速度が下がり、それに伴って心拍も下がり気味になってしまっている。これはつまり、軽い方のギアが足りていないということなのかなあ。今はスプロケが12-25なのだが、一番下を27にしてみるべきなんだろうか。
結果、タイムは1時間48分。去年のタイムが1時間50分だったので、それよりはマシだったとはいえたった2分。上に書いたとおり、負荷的にはわりと充実感のある登りだったので、それでもたった2分なのか、という感想。やはりヒルクライムは体重が直に効いてきてしまうのだなあ。あと、去年より体重が増えた分、自転車の軽量化を打ち消してしまった感がある。
乗鞍は既にお祭りという感が高く、自分も近年はどちらかというとミーハーな感じで参加してしまっているが、一応抽選なわけだし、このレースを目指して1年間トレーニングをしているような参加者の人に対して恥ずかしくない程度のタイムでは登りたいなあ、と思うのであった。(思うだけならサルでもできる…)
何はともあれ、天気に恵まれたのはよかった。年によってはとても悲惨な事になるらしいので。