akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

BRM505北海道200km十勝 レポート

連休後半は観光ブルベ第2弾、北海道200kmに行ってきた。

事前情報では、雪や風で大変厳しいことになっているとの事だったので、北海道でもあるので念のために真冬装備+雨具フル装備で行く事にした。

ブルベとは関係ないのだが、いつも不安定なEdge800のバックアップとしてログを記録しているGPSロガーのTripMate850に、BluetoothでPCにNMEAセンテンスを送信する機能があるみたいなので、試しに旅行時にいつももってくVAIO Pと接続してみたら、電車の中で普通にGPSナビができた。


本州上空はよく晴れている。しかし…

新千歳空港に下りたら雨。しかし、既に上がり気味のようで、空も明るくなっていた。天気は回復傾向らしいので、明日は路面が乾けば問題ないかな…

帯広まで移動する特急が来るまで時間が大分あったので、空港のラウンジで暇つぶし(金持ちカードは持ってないので有料)。飛行機用のでかい輪行バッグもあったし。

南千歳から特急おおぞらに乗車。

座席指定で最後部座席を取ったつもりだったのだが、列車の番号と座席の番号の並ぶ方向が逆で、最前列の席になってしまった。仕方ないので輪行バッグはデッキに。

日高山脈を越えたら雪が残っていて驚いた。明日のコースは大丈夫だろうかと心配になる。

帯広駅に到着。小雨が降っている程度だった。

夕飯をどうしようかと思ってネットで調べていたら、「インデアンカレー」が近くの長崎屋のフードコートにあるらしい。どうも、僕の知っているインデアンカレーとは別の物のようなのだが、帯広と言えばこれ、みたいに書いてあったので行ってみることにした。



出てきたのはやはり別の物だったが、これはこれでうまかった。ルーだけ持ち帰りで買いに来る人も多く、いかにも地元密着な感じがよい。

あと田舎のショッピングセンターといえば、いつの物か分からないようなレトロゲーム

いつもはコンビニで明日の朝食と補給食、ドリンクを買うのだが、食品コーナーがまだ営業していたので全部そろった。しかも安い。酒とつまみもついでに買えた。

ホテルに帰り、明日の準備をしてビール飲んで素早く就寝。


翌朝。一部路面で水が残っているところもあるが、おおむね走行には問題無いようだ。一応泥よけは付けていく。

スタート地点まで自走し受付。かなり寒い。スタッフの方も今日は寒いと言っていた。

車検して順次スタート。最初は市街地で信号が多い。多少向かい風か。今回は平坦コースなので最初からガンガン飛ばして前の方へ。

途中信号停止で、来る前に[twitter:@pikasyacho]さんに「アタック宇都宮の時に同じホテルだった方が参加されてますよ」と教えて頂いた、チコリンさんに声をかけられた。どうやら、反射ベストのtwitterネームで認識したそう。実は関東のブルベでよくお見かけしていた方だった。

しばらくすると北海道らしい景色と道路になった。


こうなると北海道のコースは速い。20kmを30km/h巡航のほぼノンストップで走破。PC1へは8:20位着。7:00スタートで41kmを走ってこの時間なので、かなりのハイペースだ。まあ200kmだからどうにかなるだろう、と思っていた。

PC1ではおにぎり補給。セイコーマートといえばこれ、店で作っている、暖かくてうまいおにぎり。10分程で素早く出発。

その後十勝川の河口あたりまで下り、去年の北海道600km恵庭で、雨の真夜中に走ったナウマン国道を今度は反対側に走る。このあたりは、100m程度の細かいアップダウンが続く。今はまだ元気で天気もいいのであまり辛くはないのだが、あのときは雨が降ってて、暗くて眠くて脚も売り切れてて辛かったなあ、と思い出す。暗かったのであまり分からなかったのだが、そういえばこんな所あったなあ、という程度は分かる。




このトイレの横にテントが設置されて、シチューを頂いたのを思い出す。おかわりもしたのだった。

最初の内は頑張って20km/hで登っていたのだが、そのうち疲れて15km/h程度に。途中でスタッフの方が撮影してたのでそのときだけは頑張って回す。(下2枚はスタッフの方撮影)

日が昇って天気がよくなり、また登りもあったので流石に暑くなり、登りの途中でウィンドブレーカーを脱いでグローブも交換、ついでに補給食を食す。その間に何台か抜かれた。


折り返しのPC2には11:45位に到着。120kmで実質5時間。気温はさほど低くないが、冷たい風が強い。セイコーマートは店で弁当も作っていてこれがまたうまい。豚丼があったので迷わずゲット。あとコーラとクロワッサンを補給。


入れ替わりくらいでチコリンさん到着。これから追い風で楽ですね、と話をすると、去年はなんだか風が変わって行き帰りとも向かい風だったらしい、と怖いことを言われた。12:05頃出発。

PC2を出てしばらく、信号で一緒になった方がちょうどいいスピードだったので、かなり長いこと(1時間くらい?)二人で先頭交代で走った。でも何故か3台列車(笑)

途中の登りで分かれてしまい、以後一人旅。予想通りの追い風で30km/h巡航。信号もないのでかつてないハイペースで走れる。しかし雲行きは段々微妙な感じに。

大樹町は宇宙の町、で売り出し中らしい。なにかあるのだろうか。

PC3には14:10着。残り25kmで補給食のクリームパンが残っていたので、ここで全部食べてしまった。コーラのみ買う。

一瞬だけ、ぽつぽつ雨が降ってきたのだが走り始めたら止んでくれた。10分で出発。このあたりで、初の8時間台いけそうだ、というのを確信。

その後も追い風+下りで35〜40km/h巡航。まるで自分がものすごい脚力を得たかのような錯覚を抱かせる走り。写真を撮る余裕もない。しかし、市街地に入り最後の数キロで向かい風になると途端に25km/hに落ちて辛くなり、現実を思い出させられた。



それでもゴールは15:13、公式記録は(確か)8時間13分。ついに8時間台が出た。しかしあとから聞くと、やはり今回は10年に1度のタイムアタック日よりだったようで、かなりの方が8時間台、7時間台もいたそうだ。また、完走率100%だったとのこと。

実は前日の試走は雪の中だったそうで、一日でこうも違うものなのか、というのにびっくりした。

ゴール後、PC2からしばらく先頭交代した方と話す。札幌の方で、今回が初めてのブルベ参加だったそうだ。

また、スタッフの方とDosunのライトの話になり、ハンドルに付けてると、何故か走ってるとライトが上を向いてくるんですよねえ、と言ったら実は皆さん同じ経験をされてるそうで、どうも純正のマウントの固定力が悪いのではないかとのこと。それがあったので今回はハブ位置に付けたのだが、その方も同じように固定しているそうだ。今回は上を向いてくる事は無かった。

チコリンさんも遅れてゴール。同じくアタック宇都宮を走っていたAJ北海道スタッフのY田さんは、7時間台だったそうだ。アフターブルベ宴会があるそうで、ありがたくも誘って頂いたので、ホテルに帰って風呂に入ったあと、帯広市街へ。天気はすっかり回復。

チコリンさん、Y田さんと、スタッフS木さん、愛知から遠征(でも古参)のH川さんの計5人で3件はしごして、いい感じに酔っ払ってホテル戻り。慣れた人はむしろ宴会の方がメインでブルベはおまけなんだそうで…。


翌朝。折角帯広まで来たのだからどっか観光しようと思い特急の時間を夜にしておいたので、特に当てもなく駅の観光案内所へ。路線バスパックというのがあったので、近場で帯広動物園に行ってみることにした。

駅前のタンポポ

帯広の路線バスには何故か廃天ぷら油回収BOXなるものが積んであった。

行ってみたら、実は昨日スタート地点まで自走した道の途中だった。

目当てのホッキョクグマ

道内唯一らしい、象。

一回りブラブラしたあと、そういえば桜が咲き始めと聞いていたので、隣のグリーンパークに行ってみる。




残念ながら本当にまだ咲き始めで、見頃はあと2週間くらい先のようだった。

一旦バスで駅に戻り、豚丼の有名店「とん田」へ。歩いて15分位。

15時過ぎなのに列があって驚いたが、すぐ入れた。

バラ豚丼の肉ご飯大盛り。ご褒美はもう昨日食ってしまった気もするが…

あとは特急に乗って空港へ、移動、帰京。帰りの座席も最前列だったが、うまい具合に荷物置き場があったので助かった。

旅の最後は鰯のほっかむり寿司。

というわけで、200km観光ブルベ2連発を満喫して楽しい連休は終わってしまったのだった。