akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

宇都宮夏の山岳ブルベ三連戦その1 BRM716レポート

(1ヶ月近く経ってしまったが、完全に忘れる前にとりあえず書けるだけ書いておこうと思って。)

PBP前最後のブルベ、BRM716,BRM717,BRM718 三日連続の200kmに行ってきた。このブルベシリーズ、一つ一つは200kmとはいえ、気温の高いこの時期に3日連続というだけでも十分大変そうなのだが、プロフィールを見ると獲得標高がすごい。三日合わせて600kmなのに、14000m近くある。特に2日目は壮絶で、200kmで5000m以上登るのである。そして国道最高地点の渋峠頂上ゴール。参加しようかどうしようか迷っていたのだが、twitterで [twitter:@naderaman]さんと[twitter:@eijitom]さんに背中を押されて3日とも申し込んでしまった。正直完走出来る気はしなかったのだが。

しかし申し込んでしまったものは仕方ない。諸々準備が不足したまま前日に宇都宮入り。東北新幹線が激しく混んでいて、デッキで立ち乗り。始発で乗れなかったら輪行が不可能な状況だった。

相変わらず電光表示は消えたまま。なんか忘れてる、と思っていたら、首から提げるブルベカード入れを忘れていた…

ホテルで飯を食っていたら、かなり大きな直下型の揺れがやってきて驚いた。どうやらすぐ隣の真岡市が震源だったようだ。



翌朝は8時スタートなので時間には余裕がある。naderamanさんとeijitomさんは既に7時スタート組で出発した模様。[twitter:@gak_t12]さんも7時スタートだったようだ。


今回はiPhone4が初めて導入されたので、コマ図もPDFのままiPhoneに入れてペーパーレス。(実際の所は単なる準備不足)

相変わらず人見知りなので知り合いは少ないが、[twitter:@vyv00411]さんがいた。[twitter:@azuazuma]さん、[twitter:@mino16]さんとも初対面。前日メールが来ていたチコリンさんは5時スタートだったようだ。

azuazumaさんはブルベ動画をアップされているそうで、ハンドル回りも重装備。

初日は100人超ということで人が多い。ブリーフィング、車検を終えてウェーブスタート。いつもの鶴CCの坂を越えて行こう。

今回は、いつもの帰り道の八溝グリーンラインを反対方向に走るイメージ。前回のBRM604でもこの道を逆方向に走った。震災の影響で通行止めになっているところをエスケープするルート。

暫くして、ふと気がつくとEdge800の電源が落ちていた。まだ100kmも走ってないのにいきなり先行きが不安になる。幸いなことに、電源を入れ直したら復活した。その間に速い列車に抜かれたので、ちょっと後ろを付いて行く。



PC1着。ここまでは平坦なのでまだ余裕があるが、次からいよいよ山岳に入るので少しでも貯金が欲しい。最小限の補給とボトルの氷詰めだけして出発。


最初のちょっとした山を越える。しかしこれは序の口以下…


泉までの緩い登りで、既に暑くてボトルを1本消費。さすがに今回はダブルボトルで来て正解だった。八方ヶ原への本格的な登りに備えて自販機でドリンク追加。

そして最初のヒルクライムへ。これが実はかなりきつい。8%〜9%の坂。きつい区間に入る前でたまらず休憩。



汗が滝のように流れ、トップチューブバッグにしたたる。UVアームカバーも暑いだけなので外し、代わりに日焼け止めを塗る。

やっと頂上、標高1150mで800m位登ったことになる。


山の駅たかはら があったので、時間がもったいないがさすがに休憩していくことにする。後で上り返しがあるので空になったドリンクの補給。さすがに多くの参加者が休憩していた。

いちどスッカン沢(愉快な名前だ)の橋まで下り。3日目に実物が出てくる、某マンガの5連ヘアピンを彷彿とさせるコースだが、案の定走り屋連中が出没するようで、タイヤ跡があり路肩が大分荒れていた。

登り返して標高600m弱まで下り。次の、塩那道路の登り手前にあるコンビニで再度補給。ここはPCではないが登っていく人、下りる人で参加者が多い。既に8時スタートで下りてきた人もいるようだ。

焦りつつスタート…


有人チェックのPC2は8kmで500mちょっと登ったところにある。これもまた暑くて大変。なんとか登り切ってPC2着。


貯金は30分しかない。まだ登りが2つあることを考えるとかなり難しいんではないか…という気がしてきた。

折り返して同じ道を下る。登りは写真を撮る余裕が無かったので下りでパチリ。

下っている最中も登ってくる人が何人か。時間的にかなり厳しそうな人も。

さっきも入ったコンビニで、再度次の登りに備え氷とドリンクを補給。カロリーも欲しかったが胃がやばそうだったので飲むヨーグルトにしておく。

次は13.6kmで700mアップの日塩有料道路だ。なんか雲行きが怪しくなってきたと思ったら、やはり雨が降ってきた。最初はすぐ止むだろうと思って走っていたのだが、止まずに本降りになってきてしまった。


今回、雨具の用意はないしこの気温で雨具など着て走れるものではない。サドルバッグは完全防水のオルトリーブなので安心だが、とりあえず雨宿り出来る場所があったので暫くやり過ごしてみることにした。その間にも、何人か豪雨の中をもりもり登っていく。


雷も鳴り、全然止む気配が無いので、僕も意を決して豪雨の中出発。しかし雨でほてった頭と体が冷えたからなのか、あるいは休んだからなのか、妙に調子よく登れた。そして頂上の鶏頂高原あたり、日光市の看板を過ぎてからは雨がぴたっと止んでしまった。暫く走ると道路もすっかり乾燥しており、まるで雨など降らなかったのようだ。

こんな事なら休んだりしないでとっとと登り切ってしまえば良かった。実際、あとでeijitomさんに聞いたところ、雨には全く降られなかったそうだ。山のこちらとあちらでは天気が全く違うものなのだな。


平和な下りでウェアはほぼ乾いてしまい、料金所で50円を支払い。そして更に次の登り…。

もはや余りよく覚えていないが、途中から時間的には大丈夫そうな事が分かったのでそれなりにゆっくり登っていた気がする。最後のPC3大笹牧場。貯金はプラスマイナスゼロの30分だった。


ここから先は下りと平地なので、時間的にはゆっくりしていって問題無い。トイレを借りて出発。時刻は19時前だが、日が長くまだ明るい。

完全に日が落ちる前にダウンヒル区間を高速で駆け抜ける。いつもの宇都宮コースに戻り、乗掛トンネルのちょっとした登りを超えたら、本日のゴール&宿泊場所となる、ろまんちっく村である。初日はなんとか間に合い、3タテの全敗という最悪の事態は避けることが出来てとりあえずよかった。

ゴール手続きを終えると、とっくにゴールしていたeijitomさんがいた。既に僕以外の参加者はゴールされて、naderamanさんとpokkyさんはラーメンを食いに出かけておられるそうだ。

館内の食堂はラストオーダーまであと10分だったので諦めて、先に風呂に入ることにした。部屋には既に布団が敷かれていた。

しかし風呂から出ると想定外の事態。玄関の鍵が閉められてしまうので、外出出来ないとのこと。コンビニに行って夕飯を調達しようと思っていたが出来なくなってしまった。なぜだか分からないが走った距離の割にはあまり腹も減っていなかったので、とりあえず自転車だけ中に入れて、自動販売機のアイスクリームで腹を満たしておく。


22時から、明日の参加者のためのブリーフィングが行われた。チコリンさん、N利さんもいらっしゃったが、女性参加者は明日以降のDNSを決めた方も何人かいるとのこと。

部屋に戻り、各種機器の充電を仕掛けてビールを1本だけ飲む。同室のnaderamanさん、pokkyさん、@eijitomさん、ちゃりけんさんと明日は大変ですなあ、という話をしつつ、明日に備えて素早く就寝。某サークルの自転車合宿を思い出すが、平均年齢は高い!

(つづく)