akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

眼科で網膜にレーザー照射してきた

先日のフレッシュの時あたりからなのだが、どうも昔から自覚症状のあった飛蚊症の黒い点が大きくなってるような気がしていた。飛蚊症網膜剥離が原因の場合、下手をすると失明の危険もあるという話を聞いたことがあったので、そのうち眼科に行こうと思いつつ1ヶ月経過してしまっていた。で、今日近所の病院で見てもらった。

ボケッとした影だったので、正直網膜は問題無いものだと思っていたのだが、よくよく診察してもらったところ右目の網膜に裂け目?が発見された。先生曰く「早期発見できてよかったね」とのこと。今日明日でどうこうなるというものではないが、近いうちに剥離が進まないようにレーザーで固めてしまう必要があるとのことで、10分位で出来るから今日やっていってもよいという。ただし、手術になるので4万弱かかる(保険は効くが、自己負担分で)。

うーん、としばらく悩んだのだが、先送りする理由も別に無かったので今日やってしまうことにした。

とはいえ、眼にレーザーを打ち込んで網膜を焼く、なんてのは聞くからにして恐ろしい。もし照射している最中に眼をうっかり動かしたらとってもやばいことになるのではないか、などと考えてしまう。散瞳薬を点眼して本もiPhoneも見えないので、瞳が開くまでの30分間の待ち時間を近年まれにみる緊張状態で過ごした。場合によっては網膜剥離のリスクもあるとのことで同意書のようなものにもサインさせられたのだが、全然文章が読めないままサインだけしてしまった…

そしていよいよ呼ばれて診察室へ。仰向けに寝てやるのかと思ったが、眼底検査などと同じ顔を乗せるだけの台でやるようだ。既になんか赤い光が出ていて思わず目を背けたくなる。台に顔を乗せたら、緊張でほおがピクピクしてしまった…

診察の時も使っていたのだが、レンズのようなものに粘性の高い液体を塗って、それを瞳の上に直接当てて眼球をおさえつけるようだ。その状態で先生が位置合わせしつつレーザーを打ち込む。ライトを当ててるだけで十分眩しい。レーザーは、予想に反して赤ではなく黄色?に見えた。当てっぱなしにするのではなく、0.3秒位ずつの感覚で当てていく。まさに打ち込むといった感じ。当たった瞬間に視野に黄色い閃光が走り、自分の眼底の血管のような模様?が見えた。

照射の間、言われたとおり、一生懸命右側を見ているつもりなのだが、なんかちょっとずつ視点が動いてるような気がしてかなり焦る。先生は「大丈夫うまくいってますよ〜」と言ってくれてるのだが、やはり恐ろしい。早く終わってくれえ。激しい痛みというものはないのだが、眼の奥にずきんずきんとした痛みが走る。

最終的に120発打って終了。当然視界はぼやけてしまっているのだが、右目で見た世界が紫色に染まっててかなり怖かった。しかし「最初は紫色に見えてるでしょ」と先生が言ってくれたので、ああこういうもんなのかと思って安心した。強い光で視神経が麻痺してるのか。

その後10分位、廊下で待ってたら紫色は消えた。最後にもう一度状態を確認し、OKとなった。やれやれ。

まさか4万円もかかるとは思っていなかったので、当然手持ちもない。会計窓口で、金を下ろしてくるのでちょっと待ってくれと言って外にでたら、まだ瞳が開いてるままなので激しく眩しい。これはとても外を歩けない、ということで

こんなこともあろうかと用意しておいた自転車用のサングラスを装着。メガネと一緒にかけられないので視界はぼけてしまうが、道路を歩く程度なら問題無い。なんとかコンビニまで辿り着いて現金を引き出すことができた。

眼の奥の痛みと視界のぼやけは、数時間昼寝したら収まった。やれやれ。歳を取ると体の色々な所にガタがくる。医者には行っておくものだ、と今回改めて思った。