akamano’s diary

はてなダイアリーから引っ越した放置ブログです

オダックス埼玉走行会(アタック児玉)に参加してきた

今年最後の「ブルベ」は10月の北海道で終了したのだが、実はその後にも各クラブが主催する「走行会」というのがいくつかあったりする。本家ACPが認定する「BRM」ではないのだが、BRMのルールに準じて各クラブがコースを設定し時間内の完走を目指すのだ。メダルはないしスポーツエントリーにも載ってないのでわりとマイナーな存在なのだが、今年は埼玉の走行会に参加してみることにした。コースは2つあったのだが、すっかりなまってしまった体に激坂コースはきついので緩い方で…(それでも普通に山岳コースだったのだが)

始発でギリギリ間に合う時間なので、当日4時起きでスタート地点最寄り駅の高麗駅まで輪行。他にも参加者の人が数人。

駅には謎のトーテムポールが。

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駅のトイレで軽量化に成功して受付の巾着田へ。

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今まで埼玉ブルベは何回も走っているが、ここに来るのは確か初めて。何人か見知った方もいらっしゃった。受付やってるいずみさん、がくさん、もかみささん、小金井さん、ぴかさん、ぶいさん(と坂道デビューの奥様)…

また、本家?ジーパンランドヌール(しかもパワークランク、分からない人はぐぐるべし)のらっしーさんもいらっしゃったのでご挨拶。今日も周囲の煽りによってジーパン+パワークランクでの出走。走っている所を見るとなにか曲芸乗りのようだ。

いつものブルベと同様、ブリーフィングもある。

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スタートして数キロは緩い登り、そこから急坂がちょっとあってあとは山伏峠の入り口までまた緩い登り。とりあえず小金井さん、もかみささんと3人で走る事に。

天気は雨上がり後の快晴で、気温も寒すぎず、風もあまりなし、最高の自転車日和。最近平日が大変で週末はやる気が出ず引きこもってばかりだったのだが(今回も正直、朝起きて出かけるまでは半分憂鬱だった)、重い腰を上げて走り出してしまえばやっぱり自転車は気持ちいい。何でこんな気持ちいいことを毎日やらないんだ、と思う。

暫くすると信号はほとんど無くなり快走が続く。

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小金井さんと先頭交代で進む。

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沿道の木が紅葉で綺麗。

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そしてここが最初の峠、山伏峠への登りの入り口。

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上の方はかなりの急勾配だが、まだ脚も精神力も充実してるので調子に乗ってぐいぐい登る。ああ、やはり山はいい。

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遅れていた小金井さんと一緒に走っていた、小径車のWさんと話をした。駐車場に止まっていた黄色いロータスエリーゼのオーナーなのだそうだ。ロードレーサーを乗せるときは助手席のシートを外すらしい。

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山伏峠に到着。もかみささんは遅れていたが、下りは速いので追いつかれるだろうということで先に下り。それなりにがんばって下ったつもりだったのだが、実際下りきる前に追いつかれてしまった…。途中、グルメポイントであてにしていた肉屋さんでのコロッケは、まだ揚がってなかったということでスルー。残念。秩父市街に入ったあたりで先行していたぴかさんの集団に追いついた。とりあえずすぐ先のPC1までは行ってしまうつもりで集団走行。していたら、唐突にうしろから、PBPでもご一緒したAJ千葉のつかぽんさん(多分、違ってたらごめんなさい)から「彼女できましたか?」の質問。かなり動揺してあーいや残念ながらゴニョゴニョ…みたいな事しか言えず。そのうちグルメスポットを探して後ろの集団とははぐれてしまった。やれやれ…(笑)

PC1には10:30に到着。かなり腹は減っていたが、この後グルメポイントがあるらしいのでおにぎりだけにしておく。すぐ先にわらじカツ丼の店があって、電話したところ既に営業してるとのことなので行ってみることに。あと、らっしーさんは山伏峠で足が攣ったらしい、との噂を聞いた…

着いてみると、なにやら旅館みたいなところでビックリした。民宿も兼ねているようだ。既に団体の予約が入っているらしく、大部屋に箸が並んでいる所の横に座る。

既にとんかつ3枚が乗ったカツ丼を食べてる方がいたのだが、自重して通常通りの2枚にしておく。

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これがわらじかつ。名前の通りでかいのだが、ロースなのに脂身が少なく、またよく仕込みがされていてとても柔らかい。切って無くてもさくさく食べられてしまう。下味が付いていて、甘いたれとよく合う。あっという間に食べてしまった。

後から続々と自転車乗りが入ってくるので、さっさとお代を済ませて出発。これで800円は安いと思った。ちなみに店は「鹿の子」という名前だったか。

次の区間は大きな上り下りはなく平和に3人で集団走行。しかし、ちょっとした登りの頂上で小金井さんに「ちょい刺し」で山岳賞を奪われてしまいなんか悔しい(笑)

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PC2に到着。カツ丼がまだ胃の中で燃焼していたので、補給はコーラのみで。

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後からがくさんが到着。割といいペースだったので長居してしまった。

出発し、最初の間瀬峠というのが実はかなりの急勾配。もかみささんはがくさんと共に離れてしまい、小金井さんと二人旅。さっきのちょい刺しのリベンジをしようとか考えていたのだが、なんだか全然脚が売り切れてしまっており、途中でちぎれてしまった…

8km/hでヒーヒーしながらなんとか登頂し、下りへ。

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雲が広がってきた。

下りきって荒川を渡る。このあたり、長瀞は季節になると舟で川を下りながら両岸の紅葉を楽しむのが観光名物になっており、僕もいつか同じ橋を渡った記憶がある。が、今回はいまいちだった。
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寄居からへんな山道に入ってアップダウンが厳しくなる。後ろからもかみささんも追いついて来ず、一人旅になってしまった。気温も上がり、なんだか激しく眠くなってあくびを連発。さすがに仮眠を取るまでには至らなかったが、ロングライドでは必ずこうなってしまう。睡眠時間は足りてたと思うのだが…

地味ーに激坂の連続するコースを売り切れた脚でだるーくこなし、渋滞気味の県道30号を抜けて巾着田のゴールに戻ってきたのが16時過ぎ。タイムは8時間ちょっと。

既にかなりの数の方がゴールして、河原で差し入れを食べたりそのへんにいた子猫と戯れていたりした。

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当然、既に小金井さんはゴールされていた。後からもかみささん、がくさんもゴール。激坂コースの方を走っていたセブンさんもゴール。途中で落車されたそうで、ジャージのほつれが痛々しかった。

とっとと切り上げて帰るつもりだったのだが、なんだかんだいろんな人と話をしていてついつい長居してしまい、周囲は暗く。

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と、今日は家族サービスの日だったはずのeijitomさんが差し入れを持って登場。府中から自走してきたとのこと。いやはや自転車通勤してるひとはやはり強い…

奥様が途中でリタイアしたぶいさんも戻ってきて、じゃあ帰りますか、ということに。もう真っ暗で、使わないと思っていたLEDライトが役に立った。

あとは飯能駅から410円余計に払ってレッドアローで帰宅。
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今回のコースは155kmで、山岳とはいえ比較的時間に余裕を持ったワンデーツーリングができた。自分一人で走ってもきっと楽しいコースで、また来よう、と思った。やはり自分は無理矢理イベントに引っ張り出されるくらいじゃないとだめだな。アスファルトの道と自転車、それに一緒に走る仲間がいるだけで幸せになれるのに、どうにも表に出るまでの腰が重すぎる。